贈答品の達人手帖を運営している「TAKE」です。
お年賀を選ぼうとすると、「何を贈れば失礼にならない?」「義実家にはいくらくらい?」「取引先なら個包装がいい?」「喪中の年はどうするの?」と、次々に迷いが出てきますよね。分かります。相手を大切に思うほど、定番のお菓子でよいのか、甘くないものがよいのか、渡す時期やのしまで気になってしまうものです。
先に結論を言うと、毎年のお年賀選びで確認したいのは、相手との関係、食べる人数、保存方法、賞味期限、渡す時期の5つです。干支や限定パッケージは特別感を足す要素ですが、まずは相手が受け取りやすく、無理なく使い切れる品を選ぶことが大切ですよ。この記事では、年号に左右されにくい選び方を軸に、ビジネス、義実家、親、親戚、友人など相手別の予算や、のし、喪中時の対応、お菓子以外の候補まで分かりやすく紹介します。
- 毎年使える、お年賀ギフトの選び方が分かる
- ビジネスや義実家など、相手別の予算と判断基準が分かる
- 渡す時期、のし、喪中、配送などの基本マナーを確認できる
- お菓子、甘くないグルメ、飲み物、実用品から候補を比較できる
迷ったときのお年賀早見表
| 贈る相手・場面 | 選びやすい品 | 購入前に確認すること |
|---|---|---|
| 両親・義実家 | 老舗の和洋菓子、海苔、だし、飲み物 | 好み、食事制限、噛みやすさ、食べ切れる量 |
| 取引先・職場 | 常温・個包装の焼き菓子、米菓、飲料 | 受取規定、人数、賞味期限、アレルゲン表示 |
| 友人・知人 | コーヒー、紅茶、地域の銘菓、甘くないグルメ | 甘いもの・お酒の好み、家族構成 |
| 好みが分からない相手 | 定番ブランドの消えもの、飲み物、実用品 | 保存場所、使う習慣、包装とのし |
最初に相手と場面を決め、その後で価格やブランドを比べると、人気ランキングだけに振り回されにくくなります。候補が二つまで絞れたら、最後は「相手が受け取った後に扱いやすい方」を選ぶと失敗を減らせますよ。
お年賀選びで知っておきたい基本マナー

お年賀は、旧年中の感謝と「今年もよろしくお願いします」という気持ちを伝える年始の手土産です。人気商品を選ぶだけではなく、相手との関係、訪問日、地域の慣習、保存しやすさまで考えると、受け取る側の負担を減らせます。
迷ったときは、豪華さよりも「受け取った後に困らないか」を優先してみてください。冷蔵庫へ入るか、家族で食べ切れるか、職場で分けられるか、アレルギー表示を確認できるか。この視点があるだけで、お年賀の選び方はかなり整理しやすくなりますよ。
お年賀の意味とのし・渡す時期

まず、お年賀とお歳暮の違いを整理しておきましょう。お歳暮は一年の感謝を年末に伝える贈り物で、お年賀は年始の訪問時に「今年もよろしくお願いします」と伝える手土産です。似ているようで、贈る時期と役割が違うんですね。
同じ相手へお歳暮とお年賀の両方を贈る場合は、年末年始に贈答が続いて負担にならないよう、お年賀を少し控えめな品にする方法もあります。季節の贈り物全体を整理したい方は、お中元・お歳暮で何を贈るか迷ったときのガイドも参考にしてみてください。
渡す時期は相手地域の松の内が目安
お年賀は、一般的に正月飾りを出している「松の内」に渡します。ただし、松の内の終わりは地域や家庭によって異なります。自分の住んでいる地域ではなく、贈る相手の地域の習慣に合わせるのが安心ですよ。
- 関東をはじめ多くの地域:1月7日までを目安にすることが多い
- 関西など一部の地域:1月15日までを松の内とする場合がある
私が以前、東京から大阪の友人へ送ったときも、地域差を考えて少し余裕のある到着日にしました。転勤先や遠方の実家へ贈る場合は、「そちらでは松の内はいつまで?」とさりげなく確認できると確実です。分からないときは、1月7日までに届くよう早めに準備すると、慌てにくいかなと思います。
元日は避けて訪問前に予定を確認する
年始の挨拶だから早い方がよいと思っても、約束なしで元日に訪問するのは避けた方が無難です。元日は家族で過ごしたり、初詣や親族の集まりへ出かけたりする家庭も多いからです。一般的には1月2日以降を候補にし、必ず相手の都合を確認してから伺いましょう。
訪問時間も「午後なら大丈夫」と一律に決めるのではなく、食事時や早朝、遅い時間を避け、相手が指定した時間に合わせるのが一番です。玄関先で短く挨拶するのか、室内へ招かれるのかも相手次第。長居を前提にしないことが、今の暮らしに合った気遣いですよ。
のし紙は紅白蝶結びが基本
きちんとしたお年賀には、紅白蝶結びののし紙を掛けるのが一般的です。ただし、親しい友人へ渡す小さな手土産では、短冊のしや簡易包装になることもあります。大切なのは、相手との関係と渡す場面に合った形式を選ぶことです。
お年賀は繰り返してもよい慶事なので、紅白の蝶結び(花結び)を選びます。表書きは「御年賀」または「御年始」が分かりやすいですよ。下段には贈り主の姓や氏名を書き、会社から贈る場合は、先方が送り主を判断できるよう会社名や部署名を入れます。
手渡しでは、包装紙の上からのしを掛ける「外のし」を選ぶと、お年賀であることがすぐ伝わります。配送では、のし紙の破損や汚れを防ぐため「内のし」になる店舗が多いです。ただし、対応はショップによって異なります。注文時に、名入れ、のしの種類、包装、手提げ袋、納品書へ金額が表示されないかまで確認してくださいね。
- 相手が在宅する到着日か
- 冷蔵・冷凍品を受け取れるか
- 送り主名が相手に分かる表示になっているか
- のし、包装、名入れに対応しているか
- 価格が分かる納品書を同梱しない設定か
品物だけを突然送るより、電話やメッセージで新年の挨拶を伝え、「ささやかですがお送りします」と一言添えると丁寧ですよ。
喪中は寒中見舞いへ切り替える

喪中の年は、「毎年やり取りしている相手へ何もしないのも寂しい。でも、お祝いの形で贈ってよいのかな」と迷いますよね。私も最初は悩みました。服喪の考え方は家庭や宗教、故人との関係によって異なるため、近しい相手なら意向を確認できると安心です。
喪中は「御年賀」の表書きを避ける
自分または相手が喪中の場合は、新年を祝う意味を含む「御年賀」の表書きや、紅白の水引を避けるのが一般的です。特に忌中は、祝い事を控えて静かに過ごす時期とされます。「今年もよろしく」という気持ちを届けたいときは、松の内が明けてから寒中見舞いとして贈る方法があります。
松の内が明けたら寒中見舞いにする
挨拶そのものを諦める必要はありません。松の内が明けた後から、立春の前日ごろまでを目安に「寒中御見舞」として贈れます。立春の日付は年によって変わるため、その年のカレンダーを確認してくださいね。
- 1月7日までを松の内とする地域:1月8日ごろから立春の前日まで
- 1月15日までを松の内とする地域:1月16日ごろから立春の前日まで
時期と表書きを変えることで、相手の状況へ配慮しながら、変わらないお付き合いを願う気持ちを伝えられます。遅れたお年賀として扱うのではなく、寒い時期の健康を気遣う挨拶として届けるのがポイントです。
寒中見舞いでは、紅白の水引や祝い用ののし飾りを避け、白無地の掛け紙や短冊を用いるのが一般的です。表書きは「寒中御見舞」や、目上の方へより丁寧にする場合の「寒中御伺」などがあります。店舗によって対応できる掛け紙が異なるため、注文前に確認しましょう。
ビジネスでは会社と個人を分けて考える
法人そのものを、個人と同じ意味で喪中と扱わない考え方はあります。そのため、会社宛ての年始挨拶を通常どおり行うケースもあります。ただし、担当者本人や経営者のご家族に不幸があった場合は、形式だけで判断しない方が安心です。
家族経営の会社や、担当者との距離が近い関係なら、年始の訪問を控えたり、松の内が明けてから寒中見舞いへ切り替えたりする方が自然な場合もあります。また、企業には贈答品の受取規定があることも。迷ったときは、先方の総務や担当者へ受取可否を確認し、辞退されたら無理に渡さないことが一番のマナーですよ。
喪中や忌中の期間、寒中見舞いの扱いは、宗教や地域、家庭の考え方で差があります。近しい相手には、形式だけで決めず「年始のご挨拶は控えた方がよいでしょうか」と確認すると、すれ違いを防ぎやすいですよ。
迷ったときは、紅白の水引や「御年賀」の表書きを使わず、白無地の掛け紙で「寒中御見舞」とする方法を選びましょう。店舗の掛け紙対応も注文前に確認してください。
取引先には配りやすく日持ちする品を
取引先や職場へ贈るお年賀では、味の好みだけでなく、受け取った後に配りやすいかを優先したいところです。総務や秘書の方が冷蔵庫へ入れたり、切り分けたり、急いで配ったりしなくて済む品は、それだけで気遣いが伝わります。
私が会社員時代に総務部で受け取る側を経験したときも、年始は共有スペースへ複数の贈答品が集まりました。冷蔵庫へ入りきらない大きな生菓子や、数日で期限を迎える品は、ありがたい一方で「今日中にどう配ろう」と焦ることもあります。だからこそ、職場向けでは常温、個包装、十分な入り数、余裕のある賞味期限が頼れる基準になります。
ビジネスお年賀で確認したい4項目
ビジネス用のお年賀は、目立つことより、社内でスムーズに扱えることが大切です。次の4項目を確認しておくと、相手の手を煩わせにくくなります。
1.常温で保管しやすいこと
冬でも、暖房が効いたオフィスや車内は想像以上に暖かくなります。チョコレートやクリームを使った商品は、表示された保存条件を満たせないと、溶けたり風味が落ちたりするかもしれません。相手の冷蔵庫事情が分からない場合は、常温保存できる焼き菓子、米菓、海苔、ドリップ飲料などが扱いやすいですよ。ただし「常温」と書かれていても、直射日光や高温多湿を避ける必要はあります。購入時には保存方法まで確認しておきましょう。
2.渡す時点で賞味期限に余裕があること
「製造日から何日」ではなく、先方へ渡す時点で何日残っているかを確認しましょう。年始は有給休暇や出張で不在の方もいます。職場向けなら、少なくとも数週間程度の余裕がある商品を選べると安心です。商品によって適切な期間は異なるため、購入画面の賞味期限表記や発送時の残存日数を確認してください。
3.個包装で、道具を使わず食べられること
切り分けが必要な羊羹やカステラは、家庭への手土産なら魅力的ですが、大人数の職場では包丁、皿、配膳の手間が発生します。個包装なら、好きなタイミングで取れて、持ち帰ることもできます。デスクで食べる場面を考えるなら、粉や欠片が大量にこぼれにくく、手がべたつきにくいものも便利ですよ。
4.アレルゲン表示と受取規定を確認できること
小麦、卵、乳、ナッツなどを使うお菓子は多いため、箱や個包装に原材料・アレルゲン表示がある商品を選ぶと、配る側も判断しやすくなります。また、企業や公的機関、医療・教育関係では贈答品を受け取れない場合があります。初めて贈る相手には、先に社内ルールを確認してください。
缶入りは、焼き菓子や米菓を保護しやすく、開封後に蓋を閉められる点が便利です。ただし、食べ終わった後の缶を「捨てにくい」「保管場所に困る」と感じる方もいます。缶が必ず正解ではなく、商品の割れやすさ、人数、先方の収納事情まで考えて選びましょう。
- 中身を保護しやすい:紙箱より衝撃に強い商品が多く、割れやすい菓子にも向いています。
- 蓋を閉めやすい:開封後も共有スペースで保管しやすいのがメリットです。
- 注意点もある:大きな缶や特殊な形は処分・収納の負担になるため、再利用を前提に押しつけないことも大切です。
人数より少し多めの入り数を選ぶ
保存性と同じくらい大切なのが入り数です。従業員数が30人の部署へ30個入りを持参すると、来客や他部署の応援者がいた場合に足りなくなるかもしれません。反対に、極端に多すぎると保管場所を取るため、先方の規模をできる範囲で確認しておきましょう。
人数が分かるなら、想定人数に数個の余裕を持たせると安心です。大人数の部署では5〜20%程度多い入り数を一つの目安にできますが、これは絶対的なルールではありません。20人なら24個前後、30人なら32〜36個前後など、販売されている箱の規格に合わせて無理のない数量を選んでください。
外回りの営業担当者が多い会社なら、夕方に戻った人も取れる入り数と日持ちがあると親切です。反対に、少人数の事務所へ大箱を贈ると食べ切れないこともあります。「誰が、いつ、どこで食べるのか」を想像すると、必要な個数や商品タイプが自然に絞れてきますよ。
義実家や親には無理なく続けられる品を
両親や義実家へのお年賀は、高価であるほど喜ばれるとは限りません。「お返しを用意しなきゃ」と気を遣わせない、無理のない予算が大切です。結婚後初めてのお正月は気合が入りやすいですが、お年賀は毎年続ける可能性があります。翌年以降も負担なく続けられる価格帯にしておくと安心ですよ。
食品を選ぶなら、好みだけでなく、持病や食事制限、噛む力、冷蔵庫の空き、帰省中に食べ切れる量まで考えます。「年配だから和菓子」と決めつけず、本人が普段から好きなものを優先してください。
相手別のお年賀予算の目安
お年賀は1,000円〜5,000円程度で選ばれることが多く、相手との関係や地域の習慣で変わります。次の金額はあくまで目安です。お歳暮も贈っている相手には控えめにするなど、年間の贈答バランスも考えてくださいね。
| 贈る相手 | 相場の目安 | 選び方のコツ |
|---|---|---|
| 親・義実家 | 3,000円〜5,000円 | 家族で分けられる量を基本に、好み、食事制限、噛みやすさ、保存場所を確認します。 |
| 親戚・兄弟 | 2,000円〜3,000円 | 子どもの有無だけで決めず、家族人数、アレルギー、食べ切れる量を確認します。 |
| 知人・友人 | 1,000円〜2,000円 | 相手が恐縮しにくい消えものを中心に、好みが分かる範囲で気軽に選びます。 |
| 仲人・恩師 | 3,000円〜5,000円 | 老舗の和洋菓子や日本茶など、包装と品質表示に安心感がある品を選びます。 |
その場で一緒に楽しめる品も選びやすい
義実家への手土産は、渡して終わりではなく、その場のお茶請けとして出されることもあります。訪問人数とご家族の人数に合う個数で、「よかったら、みんなで一緒に食べましょう」と自然に開けられる品は、会話のきっかけにもなりますよ。
老舗の和菓子や地元の銘菓など、由来を一言説明できる品は話題を作りやすいです。ただし、「テレビで人気だから」だけで決めるのではなく、硬さ、甘さ、個包装、賞味期限を確認しましょう。高齢のご家族へ贈るときは、高齢者が食べやすいお菓子の選び方も参考になります。量より質を選ぶ場合も、本人の好みと食べやすさを優先してくださいね。
干支や紅白で毎年使える季節感を添える
お年賀へ新年らしさを加えたいなら、その年の干支、紅白、金色、松竹梅、鶴亀などのモチーフが使いやすいです。干支は毎年変わるため、購入する年の干支と商品デザインが合っているかを確認してください。
限定感は中身の使いやすさと両立させる
年末には、各ブランドから干支の焼き印を入れたどら焼き、干支柄の羊羹、正月限定のクッキー缶、紅白パッケージの米菓などが登場します。見た目に季節感があると、「新年のために選んでくれたんだな」と伝わりやすいですよ。
ただし、限定デザインだけを優先して、賞味期限が短い、個数が足りない、相手が苦手な味だった、となっては本末転倒です。まず受け取りやすさを確認し、そのうえで「今年の干支デザインなんですよ」と一言添えるくらいがちょうどよいかなと思います。
干支以外では、紅白や金色、松竹梅のように年を選びにくいデザインも便利です。毎年同じ記事を活用したい場合は、本文では普遍的な選び方を説明し、商品リンクだけを年末に確認する運用がおすすめです。限定品は販売期間、包装、のし対応、商品名が毎年変わるため、購入前に公式情報や販売ページを確認してください。
相手別に選ぶお年賀のおすすめ候補

ここからは、「結局、何を買えばいいの?」という疑問に答えるため、毎年選びやすい定番カテゴリを紹介します。私が贈ったことのある候補も含めていますが、商品の価格、内容量、賞味期限、限定パッケージ、販売状況は変わります。リンク先の表示をそのまま信じ切らず、購入時点の公式情報や販売ページを確認してくださいね。
商品カードには、出品者が登録した過去の年度や旧パッケージ名が表示される場合があります。購入前に、現在販売中の現行品か、のし対応があるか、賞味期限に余裕があるかを確認してください。
定番のお菓子と百貨店ブランド

相手の好みが詳しく分からず、きちんとした印象を大切にしたいときは、百貨店で扱われる定番ブランドの和洋菓子が選びやすいです。知名度だけで味の好みまで保証できるわけではありませんが、包装や品質表示、ギフト対応を確認しやすいのは大きなメリットですよ。
候補にしやすい定番ブランド
- ヨックモックのシガール:細長い個包装で分けやすく、家庭にも職場にも候補にしやすい定番です。季節限定缶が販売される年もありますが、内容や時期は毎年変わります。入り数、保存方法、缶のサイズを確認しましょう。
- アンリ・シャルパンティエのフィナンシェ:バターとアーモンドを使った焼き菓子で、個包装の詰め合わせを選べます。小麦、卵、乳、アーモンドなどが気になる相手には原材料表示を確認し、渡す時点の賞味期限にも余裕を持たせてください。
- とらやの小形羊羹:目上の方や和菓子が好きな方へ、格式と扱いやすさを両立しやすい候補です。小形羊羹なら切り分けが不要で、少しずつ楽しめます。干支パッケージは毎年変わるため、販売時期と在庫を確認してください。
定番には、包装しやすい、贈答用の箱がある、品質表示を確認しやすいといった理由があります。とはいえ、ブランド名だけで決めず、相手の好み、人数、食べやすさを確認しましょう。老舗の候補をさらに比較したい方は、東京の老舗高級和菓子と手土産の選び方も参考になります。
甘くないグルメとお菓子以外の候補

年始は、お節料理や餅だけでなく、親戚や取引先からのお菓子が重なりやすい時期です。甘いものが苦手な相手や、すでに菓子折りを多く受け取る家庭には、海苔、だし、茶漬け、スープ、米菓などの甘くない品が喜ばれることがあります。性別で決めつけず、本人の好みを確認するのが近道ですよ。
食卓で使いやすい甘くない候補
- お茶漬け・スープのセット:調理が簡単で、忙しい年始にも使いやすい品です。具材、塩分、アレルゲン、常温保存できるかを確認しましょう。
- だし・佃煮・海苔・汁物:日常の食卓で使いやすく、甘いものを控えている家庭にも候補になります。料理をする人だけの負担にならないよう、お湯を注ぐだけの品や、そのまま食べられる品も比較してください。
- えびせんべい・米菓:個包装と日持ちを両立しやすく、職場にも家庭にも使えます。海老は長寿を願う縁起物として扱われますが、甲殻類アレルギーがある方には贈れません。原材料表示を必ず確認しましょう。
お酒が好きだと分かっている相手には、その年の干支ラベル、日本酒、ビール、ノンアルコール飲料なども候補です。ただし、体質、服薬、妊娠、運転、宗教上の理由などで飲めない場合があります。確実に好みが分かる相手へ限定し、迷う場合はおつまみやノンアルコールへ切り替えましょう。甘くない品を詳しく探すなら、常温で贈れるおしゃれなおつまみギフトも参考になります。
職場には個包装と入り数を優先する
職場用は、個包装、入り数、賞味期限、常温保存の4点が優先です。見た目の華やかさも大切ですが、開封後に配りやすく、個包装ごとに原材料や賞味期限を確認できる商品だと、受け取る側も扱いやすいですよ。
定番商品も現行仕様を確認する
ガトーフェスタ ハラダのラスク「グーテ・デ・ロワ」のような個包装菓子は、分けやすさと持ち運びやすさが魅力です。冬季商品やチョコレートを使った商品は、販売期間と保存温度が通常品と異なる場合があります。相手のオフィス環境に合うか、箱の入り数が足りるかを確認してください。
ステラおばさんのクッキーなど、枚数を選びやすい詰め合わせも大人数の部署で比較しやすい候補です。ただし、セットごとに味、原材料、個包装の仕様が異なります。価格だけでなく、一人に一つ行き渡るか、割れにくいか、余った分を保管しやすいかまで見ておきましょう。
飲み物やタオルなどの実用品
甘いものの好みが分からないときは、コーヒー、紅茶、日本茶、ジュース、タオルなども選択肢になります。ただし、食品以外なら必ず安全というわけではありません。コーヒーを飲まない方もいれば、タオルの色や収納量にこだわりがある方もいます。相手が普段使うものかを想像してくださいね。
タオルは使いやすいサイズを選ぶ
企業の年始挨拶では、名入れタオルが長く使われてきました。個人向けなら、今治タオルなど品質表示を確認しやすい商品や、日常で使いやすいハンドタオル・フェイスタオルが候補になります。大判のバスタオルや派手な干支柄は、収納や好みの負担になることもあるため、相手が使いやすいサイズと色を選びましょう。
飲み物は器具不要のタイプが便利
コーヒーや紅茶、日本茶のセットも、少しずつ消費できるお年賀です。器具が必要な豆や茶葉より、ドリップバッグやティーバッグの方が、職場でも自宅でも使いやすいでしょう。ブランドだけで決めず、杯数、賞味期限、カフェインの有無、砂糖やミルクが付属するかを確認してください。
飲み物のギフトは比較的軽く、常温で保管できる商品が多いため、持参や配送にも向いています。ただし、カフェインレスやデカフェでもカフェインが完全にゼロとは限りません。妊娠中の方や摂取量を調整している方へ贈る場合は、本人の希望を確認し、必要に応じてノンカフェイン飲料も検討しましょう。
お年賀で避けたい失敗と確認事項
「縁起が良い商品か」だけを気にして、相手が困る条件を見落とすことがあります。次のような品は絶対に禁止というわけではありませんが、相手の事情が分からない場合には慎重に選びましょう。
- 高価すぎる品:お返しの心配をさせる可能性があります。毎年続けられる金額を優先しましょう。
- 賞味期限が短い生もの:訪問日と保存場所が確定している場合に向いています。
- 要冷蔵・要冷凍の大きな品:相手の冷蔵庫や冷凍庫へ入るかを確認してください。
- 切り分けが必要な品:家庭には向いても、職場では配膳の手間になることがあります。
- お酒:飲酒習慣や体調が分かる相手に限定すると安心です。
- 会社規定で受け取れない品:公的機関や一部企業では贈答を辞退している場合があります。
- 渡す日・到着日は松の内に入っているか
- 相手の人数より入り数が少なくないか
- 渡す時点で賞味期限に余裕があるか
- 保存温度と持ち歩き時間に問題がないか
- 原材料とアレルゲン表示を確認したか
- のし、名入れ、包装、手提げ袋を設定したか
- 商品名に古い年度表記が残っていないか
お年賀のよくある質問
お年賀は配送しても大丈夫?
本来は年始の挨拶で手渡すものですが、遠方、体調、仕事の都合などで訪問が難しい場合は配送も選択肢です。突然届かないよう事前に連絡し、到着日、送り主名、のし、納品書の表示を確認しましょう。
お歳暮を贈った相手にも必要?
必ず両方を贈る必要はありません。お歳暮を贈っている場合は、お年賀を挨拶時の小さな手土産にする、または言葉だけで挨拶する方法もあります。相手との慣習と年間の負担で決めてください。
お年賀をもらったらお返しは必要?
一般的に、同額の品を必ず返す必要はありません。まずはその場で丁寧にお礼を伝えましょう。特に高価な品をいただいた場合や、日頃のお礼を伝えたい場合は、後日あらためて連絡したり、相手が恐縮しない小さな品を渡したりできます。
いつから準備すればいい?
限定品や名入れを選ぶなら、12月上旬から中旬に候補を決めると比較しやすいです。ただし、食品は早く買いすぎると賞味期限が短くなります。訪問日や到着日から逆算し、販売期間と発送日を確認してください。
毎年のお年賀選びで大切なこと
ここまで、お年賀の基本マナーと、相手別に選びやすい候補を紹介しました。最後に、毎年使える判断基準を振り返ります。
お年賀で最も大切なのは、高価な品を競うことではありません。相手が受け取りやすく、無理なく使い切れる形に整えることです。その配慮が、「相手のことを考えて選んだ」という気持ちとして伝わります。
- 相手の地域の松の内と訪問予定を確認する
- 職場なら個包装と入り数、家庭なら好みと食べ切れる量を優先する
- 干支や紅白などの季節感は、使いやすさを確認した後に加える
迷ったときは、相手、人数、保存、期限、時期の順で確認してみてください。甘いものが重なりそうなら甘くない品へ、職場なら個包装へ、少人数なら量より質へ。こんなふうに条件を一つずつ整理すると、毎年のお年賀選びがぐっと楽になりますよ。
限定パッケージや干支商品は、年末に在庫が少なくなることがあります。一方で、早く買いすぎると賞味期限が短くなる商品もあるため、渡す日から逆算して手配しましょう。「今年もよろしくお願いします」の言葉と一緒に、相手が気持ちよく受け取れるお年賀を選んでくださいね。


コメント