2026お年賀おすすめ！失敗しないマナーと相手別ギフト決定版

こんにちは。贈答品の達人手帖、運営者の「TAKE」です。

もうすぐ新しい年の幕開けですね。お世話になった方や大切なご挨拶のために、お年賀のおすすめやマナーに関する情報を探している方も多いのではないでしょうか。特にお仕事でお付き合いのあるビジネス関係の方や、どうしても気を遣ってしまう義実家や親への手土産となると、失礼があってはいけないとプレッシャーを感じてしまうものです。また、定番のお菓子にするか、それともお菓子以外で甘くないものを選ぶべきか、相手の好みや家族構成を考えると迷ってしまいますよね。この記事では、2026年のトレンドや正しいのしの選び方を含め、私の経験を交えながら失敗しない選び方をご紹介します。

2026年版お年賀のおすすめと知っておきたいマナー

お年賀は、旧年の感謝を伝え、新しい年も変わらぬお付き合いをお願いする大切なご挨拶です。しかし、ただ単に「お年賀のおすすめ」とされている商品を贈れば良いというわけではありません。相手との関係性や、その年の暦に合わせた適切なタイミング、そして最低限のマナーを押さえておくことが、商品選び以上に重要だったりします。ここでは、2026年（令和8年）だからこそ気をつけるべきポイントや、基本のルールについて解説していきます。

お年賀のマナーと、のしやいつまで贈るか

まず基本中の基本ですが、お年賀とお歳暮の違いをしっかり区別しておきましょう。お歳暮は「今年一年ありがとうございました」という年末の感謝ですが、お年賀は「新しい年もよろしくお願いします」という年始のご挨拶です。この「未来への関係性」をお願いするという点が、お年賀の最大の特徴であり、少し背筋が伸びる理由でもありますね。

渡す時期は「松の内」がデッドライン

お年賀を渡す時期については、お正月の門松を飾っておく期間である「松の内」の間に行うのが正式なマナーとされています。ここが少しややこしいのですが、地域によって期間が異なるため注意が必要です。

• 関東地方（東京・神奈川など）： 1月7日まで
• 関西地方（大阪・京都など）： 1月15日まで（小正月まで）

私が以前、東京から大阪の友人に送った際は、少し余裕を持って到着日を指定しましたが、地域によって感覚が違うことは覚えておくと安心です。特に、転勤などで住む地域が変わった場合や、実家が遠方にある場合は、相手の住んでいる地域の習慣に合わせるのがスマートな心遣いと言えるでしょう。

元日は避けるのがベター

「年始の挨拶だから早い方がいいだろう」と思って、元日（1月1日）に訪問しようとする方がいらっしゃいますが、これは避けたほうが無難です。元日は家族水入らずで過ごしたり、初詣に出かけたりと忙しい家庭が多いためです。訪問する場合は、事前にアポイントメントを取った上で、1月2日以降の午後から夕方にかけて伺うのが良いでしょう。

のし紙の選び方と表書きの正解

お年賀の贈り物には、必ず「のし紙」を掛けます。ここは間違えると非常に目立ってしまうので要注意です。

また、最近は配送でお年賀を贈るケースも増えていますが、その際は「内のし（品物にのしを掛けてから包装紙で包む）」を選ぶのが一般的です。配送中にのし紙が破れたり汚れたりするのを防ぐためですね。逆に、手渡しで持参する場合は、パッと見て目的が伝わる「外のし（包装紙の上からのしを掛ける）」が好まれます。ちょっとした違いですが、知っていると「おっ、わかってるな」と思われるポイントですよ。

喪中の場合のお年賀や寒中見舞いの対応

ここは非常に質問が多いポイントですし、私自身も最初は悩みました。毎年やり取りをしている相手だからこそ、不幸があった年にどう振る舞えばいいのか、迷ってしまうのは当然です。

「お年賀」はNGワード

結論から言うと、自分自身、あるいは贈る相手が喪中（忌中含む）の場合、「お年賀」という形での贈答は絶対に避けるべきです。「お年賀」には「新年を慶ぶ（よろこぶ）」という意味が含まれているため、喪中の方に対して慶事の挨拶を行うのはマナー違反となります。たとえ「今年もよろしく」という気持ちがあっても、紅白の水引やおめでたい言葉は控えなければなりません。

「寒中見舞い」への切り替え術

では、挨拶を欠礼してそのままスルーしていいかというと、それも寂しいですよね。こういった場合は、時期をずらして「寒中見舞い」として贈るのが正解です。具体的なタイミングとしては、松の内が明けてから立春（2月4日頃）までの間になります。

• 関東の相手へ： 1月8日以降 〜 2月3日頃まで
• 関西の相手へ： 1月16日以降 〜 2月3日頃まで

このように時期を少しずらすことで、「喪中であることを配慮してくれたんだな」ということが相手にも伝わります。

ビジネスにおける喪中の特例

一方で、ビジネス関係の場合は少し事情が異なります。「法人（会社）」には喪中という概念が存在しないためです。そのため、取引先の社長様や担当者様にご不幸があった場合でも、会社宛てに贈るのであれば、通常通り「お年賀」として贈っても基本的にはマナー違反にはなりません。

ただし、これはあくまで「理屈上」の話です。もし担当者様ご本人が深い悲しみの中にあることを知っている場合や、家族経営のような小規模な会社の場合は、あえて時期をずらして「寒中見舞い」として贈る心遣いの方が、ビジネスライクすぎず、温かみが伝わって関係構築に役立つこともあります。状況に応じて柔軟に対応してみてくださいね。

喪中時のマナーや寒中見舞いの詳細については、以下の記事でも詳しく解説していますので、迷われた際はぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】【保存版】寒中見舞いのハガキの種類を解説！マナーと選び方:贈答品の達人手帖

取引先やビジネスで好まれる日持ち品

仕事関係のお年賀選びにおいて、個人の「好み」よりも優先すべき最重要事項があります。それは「職場の環境で扱いやすく、総務や秘書の方の手を煩わせないか」という運用面での配慮です。

これは私が会社員時代、総務部にいた時の実体験からも断言できます。年始は多くの企業から挨拶の品が届くため、給湯室や共有スペースはお菓子で溢れかえります。そんな中で「冷蔵庫に入りきらないホールケーキ」や「賞味期限が3日しかない生菓子」を頂くと、感謝の気持ちと同時に「どうやって今日中に配り切ろう…」という業務上のプレッシャーを感じてしまうのが本音なのです。

ビジネスお年賀の3大鉄則＋αの気遣い

激戦区のオフィスで、「この会社はわかってるな」「気が利いているな」と評価されるためには、以下の3つの条件をクリアしていることが絶対条件です。さらに、プラスアルファの視点を持つことで、ライバル他社と差をつけることができます。

１．常温保存が可能であること（暖房対策）

「冬だから大丈夫」というのは危険な思い込みです。現代のオフィスは暖房がしっかり効いており、室温が25度を超えることも珍しくありません。チョコレートやクリーム系の菓子は溶けたり劣化したりするリスクがあります。常温で、かつ多少の温度変化にも耐えられる焼き菓子や煎餅がベストです。冷蔵庫は来客用のお茶で埋まっていることが多いため、常温でデスクの上に積み上げておけるものは、それだけで歓迎されます。

２．日持ちの長さは「休暇明け」まで計算する
賞味期限が短いものは、配りきれずに廃棄されてしまう悲しいリスクがあります。特に年始は、有給休暇を繋げて長期休暇を取る社員の方もいらっしゃいます。「松の内」が明けてから出社した人が食べようとした時に期限が切れている…なんてことにならないよう、最低でも製造から45日〜60日以上日持ちするものを選ぶのがスマートです。

３．完全個包装と「手を汚さない」工夫
これが最も重要と言っても過言ではありません。切り分けが必要な羊羹やカステラは、包丁や皿を用意し、洗い物まで発生させるため、今のビジネスシーンでは敬遠されがちです。また、個包装であれば「おやつの時間に食べられなかったから、家に持ち帰って子供にあげよう」という選択肢も生まれます。さらに、「デスクで食べてもボロボロこぼれない」という点も重要です。粉砂糖がたっぷりかかったものや、何層にも重なったパイ生地は、キーボードを汚す原因になるため、一口サイズでパクっと食べられるものが喜ばれます。

数の見積もりと「予備」の重要性

商品のスペックと同じくらい大事なのが「個数」の選び方です。例えば、従業員数が30人の部署に、ぴったり30個入りの菓子折りを持っていくのはリスクが高すぎます。

また、外回りの営業担当者が多い会社であれば、夕方に戻ってきた時にも残っているようなボリューム感のあるものや、日持ちのするお煎餅などが特に喜ばれます。「誰が、いつ、どのような状況で食べるのか」を具体的にイメージすることで、選ぶべき商品は自然と絞られてくるはずですよ。

義実家や親への挨拶は手土産の相場で

ご両親や義実家へのお年賀は、あまり高価すぎるものを贈るとかえって気を遣わせてしまうものです。「お返しをしなきゃ」と思わせない、程よい距離感の予算設定が大切ですね。特に結婚して初めてのお正月などは気合が入ってしまうものですが、お年賀は毎年続く恒例行事です。最初からハードルを上げすぎると、来年以降が苦しくなってしまいます。

関係性別：お年賀の予算相場マトリクス

一般的な相場観を以下にまとめました。これを目安に選べば、まず失敗はありません。

「体験」を共有する選び方

義実家への手土産の場合、品物を渡して終わりではなく、その場でお茶請けとして出されることも多いですよね。だからこそ、「みんなで一緒に食べましょう」と言ってその場で開けられるようなものがおすすめです。

例えば、有名な老舗の和菓子や、テレビで話題になっていたスイーツなどは、「これ、最近すごく人気らしいんですよ」と切り出すことで、久しぶりに会う家族との会話の潤滑油になってくれます。また、ご両親が高齢の場合は、量がたくさん入っているものよりも、「少量だけど質が良いもの」や「柔らかくて食べやすいもの」を選ぶ配慮も喜ばれます。

2026年干支の丙午はおしゃれな限定品を

2026年の干支は「丙午（ひのえうま）」です。干支は単なる暦の記号ではなく、その年の運気を左右する重要なモチーフ。特に午（うま）は、「物事が『うま』くいく」「幸運が駆け込んでくる」といったポジティブな語呂合わせもあり、古くから商売繁盛や立身出世の象徴として愛されてきました。

「今年だけ」の特別感を演出する

この時期は多くのブランドから、馬のデザインをあしらった限定パッケージやお菓子が登場します。例えば、馬の焼き印が押されたどら焼きや、パッケージに疾走する馬が描かれたクッキー缶などです。また、欧米でも「ホースシュー（馬蹄・蹄鉄）」は幸運を呼ぶお守りとされているため、蹄鉄の形をしたチョコレートやパイなども人気が出そうですね。

「今年限定のデザインなんです」という一言を添えて渡すだけで、相手には「わざわざこのために選んでくれたんだな」という特別感が伝わります。ただスーパーで買ってきたものを渡すのとは、受け取った時の感動が全く違うのです。

相手別に選ぶお年賀のおすすめギフト厳選リスト

さて、マナーや相場がしっかりと理解できたところで、ここからは具体的に「何を買えばいいの？」という疑問にお答えします。実際に私が贈って反応が良かったものや、2026年のトレンドを踏まえて注目されているアイテムを、カテゴリ別に厳選してピックアップしました。

定番のお菓子やデパ地下の高級スイーツ

「何を贈ればいいか全く見当がつかない」「絶対に失敗したくない」という時の最強の味方は、やはり誰もが知るデパ地下ブランドの洋菓子です。知名度があるというのは、それだけで相手に「ちゃんとしたものを頂いた」という安心感を与えます。

間違いのない「鉄板」ブランド

• ヨックモックのシガール: 嫌いな人がいないのでは？と思うほどのド定番です。サクッとした食感とバターの風味は万人に愛されます。特に「お年賀限定缶」は毎年デザインが凝っていて、ビジネスから親戚まで全方位に使える万能選手です。

• アンリ・シャルパンティエのフィナンシェ: 「世界で一番売れているフィナンシェ」としてギネス記録も持っている名品。アーモンドと発酵バターの香りが豊かで、一つ食べるだけでリッチな気分になれます。個包装で日持ちもそこそこするため、手土産として非常に優秀です。

• とらやの羊羹: 目上の方や和菓子派の方、特に企業の役員クラスへの手土産としては最強の選択肢です。「とらやの羊羹」というだけで、相手への敬意が伝わります。一本入りの竿物は重厚感がありますが、最近は一口サイズの「小型羊羹」の詰め合わせが人気。干支のパッケージに入ったものは、切り分ける手間もなく、見た目も華やかで話題性も抜群です。

これらは「お年賀　おすすめ　お菓子」で検索すると必ず上位に出てくるものですが、やはり定番には定番になるだけの理由があるなと、贈るたびに実感します。奇をてらう必要がない場面では、こういった王道を堂々と選ぶのが正解です。

お菓子以外や甘くないグルメギフト

お正月は、お節料理やお餅、頂き物のお菓子などで、どうしても「甘いもの」が家の中に溢れかえる時期です。そんな中で、あえて「甘くないもの」を選ぶと、「気が利くね！」「こういうのが欲しかったんだよ」と喜ばれることが驚くほど多いです。特にお酒が好きな方や、甘いものが苦手な男性へのギフトにおすすめの戦略です。

塩気と旨味の「救世主」たち

また、お酒が好きな方には、2026年の干支ラベルが貼られた日本酒や、紅白のラベルがおめでたいクラフトビールのセットなどもおしゃれです。「お正月だし、ちょっといいお酒で乾杯しよう」というシーンを作れるギフトは、記憶に残りやすいですよ。

職場で配りやすい個包装のお年賀ギフト

先ほどビジネスシーンのマナーでも触れましたが、職場用は「数」と「配りやすさ」が命です。しかし、ただバラ撒ければいいというわけではありません。デスクに置かれた時に「おっ、美味しそう」と思わせるパッケージの良さも重要です。

デスク映えする優秀ギフト

例えば、ガトーフェスタ ハラダのラスク「グーテ・デ・ロワ」。これも定番中の定番ですが、お年賀の時期には赤と白のパッケージがおめでたい限定ボックスが登場します。また、ホワイトチョコがかかった冬限定のものは特別感があり、「これ大好きなんだよね」と女性社員からの人気も高いです。一枚で満足感があり、軽くて持ち運びもしやすいので、営業先への手土産としても非常に優秀です。

また、ステラおばさんのクッキーなどもおすすめです。一枚一枚しっかりとしたボリュームがある割に、枚数が多く入っているギフトセットが充実しているので、人数の多い部署へのお年賀としてコストパフォーマンスが最高です。カントリー調の温かいパッケージも、ほっとする雰囲気があって良いですよね。

コーヒーやタオルなど消えものの雑貨

「相手の好みがわからない」「食品アレルギーがあるかもしれない」といった場合に、最も安全かつ喜ばれるのが、コーヒーやタオルといった「食品以外の消えもの」です。これらは生活必需品でありながら、自分ではなかなか買わない「ちょっといいもの」をもらうと嬉しいアイテムの代表格です。

新年を新しいタオルで迎える意味

日本では古くから、新しい年にタオル（手ぬぐい）を新調することは「古いものを拭い去り、新しい気持ちで迎える」という意味があり、お年賀にぴったりの品とされてきました。かつては企業名の入った白いタオルが主流でしたが、今は「今治タオル」などの高品質なブランドタオルが人気です。バスタオルだと好みや収納の都合がありますが、干支の刺繍が入ったハンドタオルやフェイスタオルなら、何枚あっても困りませんし、負担にならずに使ってもらえます。

カフェタイムを贈るドリップコーヒー

コーヒーや紅茶のセットもおすすめです。特に豆のままでなく、お湯を注ぐだけで飲める「ドリップバッグ」のセットがベスト。スターバックスや有名ホテルのドリップギフトは、オフィスでの休憩時間や、自宅でのリラックスタイムに最適です。

常温で非常に軽く、日持ちも長いため、持参する際も負担にならず、相手も自分のペースで消費できるという点で、まさに「失敗のない万能選手」と言えます。カフェインレス（デカフェ）のものが含まれているセットなら、妊娠中の方や健康を気にする方への配慮も完璧ですね。

2026年のお年賀のおすすめ品まとめ

ここまで、2026年（令和8年）の「お年賀 おすすめ」商品や、知っておくべきマナーについてたっぷりとご紹介してきました。最後に、これだけは覚えておいてほしいポイントを振り返っておきましょう。

お年賀選びで最も大切なのは、高価なものを贈ることではなく、「相手のことを想って選んだ」という気持ちと、最低限のマナーを守る配慮です。

• マナーを守る（松の内に渡す、喪中は寒中見舞いにする）
• 相手の状況に合わせる（ビジネスなら個包装、親族なら会話の種になるもの）
• 季節感を取り入れる（2026年の干支「午」や限定品を選ぶ）

これらのポイントを押さえつつ、2026年の干支である午（うま）のデザインを取り入れたり、相手の家族構成や好みを考慮して「甘くないもの」や「個包装」を選んだりすることで、あなたの心遣いはきっと相手に伝わります。

人気のお年賀ギフト、特に限定パッケージのものは12月中旬には売り切れてしまうことも珍しくありません。「あの時買っておけばよかった！」と後悔しないためにも、ぜひ早めのリサーチと準備を心がけてくださいね。「今年もよろしくお願いします」の気持ちを込めた素敵なお年賀で、皆様が良いお年を迎えられるよう、心から応援しています！