結婚祝いにご祝儀とは別にプレゼント|相場やマナー完全解説
大切なご友人や親族の結婚という、人生の大きな節目。心からの「おめでとう」を伝えたいものですよね。とくに親しい間柄であれば、「結婚祝いとしてご祝儀を包むけれど、それだけでは物足りない。何か特別なプレゼントを贈って、もっと気持ちを伝えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、心のこもった贈り物だからこそ、マナーや予算で深く悩んでしまうものです。例えば、現金とプレゼントの金額バランスはどうすれば良いのか、他の人からの贈り物と重複してしまったらどうしよう、お返しの負担をかけたくない、といった心配は尽きません。また、結婚祝いに式なしの友達へ贈る場合や、ご祝儀と結婚祝いを両方親族へ渡す際の考え方など、状況に応じた判断も求められます。
この記事では、そんなお悩みを一つひとつ丁寧に解決するために、ご祝儀とは別に結婚祝いのプレゼントを贈る際の考え方から、最新の予算相場、渡すタイミング、そして絶対に失敗しないおすすめの贈り物まで、網羅的に詳しく解説します。
- ご祝儀とプレゼントを両方贈る際の予算の考え方
- 関係性や状況に応じたプレゼントを渡すタイミング
- 結婚祝いとして避けるべきNGギフトの種類
- 金額別で選べるおすすめのプレゼント
結婚祝いにご祝儀とは別にプレゼントを贈る際のマナー
- 結婚祝いは現金とプレゼント両方贈っても失礼ですか?
- プレゼントとご祝儀を両方贈るときの考え方
- 結婚祝いご祝儀とは別にプレゼントはいつ渡す?
- ご祝儀と結婚祝いを両方贈る場合の親族への配慮
- 結婚祝いに式なしの友達へ贈るプレゼント
- 結婚祝いに贈ってはいけないプレゼントは?
結婚祝いは現金とプレゼント両方贈っても失礼ですか?

まず最初に、多くの方が気にされるこの疑問について。結論から言うと、結婚祝いにご祝儀(現金)とプレゼントの両方を贈ることは、全く失礼にはあたりません。それどころか、お祝いの気持ちがより深く、そして温かく伝わる素晴らしい方法として、近年ではごく自然な選択肢となっています。
確かに、伝統的にはご祝儀かプレゼントのどちらか一方を贈るのが一般的とされてきました。ご祝儀には、新しい生活を始める二人への金銭的な援助という、相互扶助的な意味合いが込められています。一方でプレゼントは、祝福する個人の気持ちを形にするものです。この二つを合わせて贈ることは、新郎新婦の門出を物心両面から応援したいという、この上なく丁寧な祝福の表現と言えるでしょう。
とくに、親友や大変お世話になった上司、大切な兄弟姉妹へ「これまでの感謝を形にして伝えたい」「新生活を心から応援しているよ」という強い想いがある場合、両方を贈る方は決して珍しくありません。また、「現金だけでは少し味気ない気がする」「お店で相手にぴったりの品物を見つけて、ぜひ使ってほしいと思った」といった理由で、ご祝儀にプレゼントを添えるケースも非常に多いようです。受け取る側にとっても、「自分のために時間をかけて選んでくれた」という事実そのものが、何より嬉しい贈り物になります。
ポイント
ご祝儀とプレゼントの両方を贈ることは、マナー違反ではなく、より心のこもったお祝いの形として広く受け入れられています。相手との関係性を大切にし、祝福の気持ちを素直に表現する方法として、自信を持って選びましょう。
プレゼントとご祝儀を両方贈るときの考え方

ご祝儀とプレゼントの両方を贈ると決めた際に、最も慎重に考えたいのが予算のバランスです。お祝いしたい気持ちが強いあまり、相場を大幅に超える金額を贈ってしまうと、かえって新郎新婦に精神的な負担をかけてしまう可能性があります。
日本では、いただいたお祝いに対して「内祝い」としてお返しをする文化が根付いています。一般的に、内祝いはいただいた金額の半額から3分の1程度が目安とされており、高額なお祝いは、そのまま相手の内祝い選びの負担を増大させてしまうのです。「お返しに何を贈ればいいだろう…」と悩ませてしまっては、せっかくのお祝いも素直に喜んでもらえないかもしれません。相手に余計な気を遣わせないことこそ、大人の贈答マナーと言えるでしょう。
予算を考える際は、「ご祝儀」と「プレゼント」の合計金額が、ご祝儀のみを贈る場合の相場に収まるか、少し上乗せする程度に調整するのがスマートです。具体的な金額は、相手との関係性、ご自身の年齢や社会的立場によって変動します。
もし自分が先に結婚祝いをいただいている場合は、その時にいただいた金額を参考にするのが最も確実です。同程度の金額をお返しすることで、お互いに気持ちの良い関係を長く続けられますよ。
関係性別の金額相場
以下に、結婚式に出席する場合の一般的な相場をまとめました。ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、友人・同僚へのご祝儀額は3万円が最も一般的です。このデータを参考に、ご祝儀とプレゼントの合計金額が下記の範囲に収まるようにバランスを考えてみましょう。
贈る相手 | お祝いの総額(目安) | 内訳の例 |
---|---|---|
友人・職場の方 | 33,000円~40,000円 | ご祝儀3万円 + プレゼント3,000円~1万円 |
兄弟・姉妹 | 50,000円~100,000円 | ご祝儀5万円~ + プレゼント5,000円~3万円 |
いとこ・その他親戚 | 35,000円~50,000円 | ご祝儀3万円~ + プレゼント5,000円~2万円 |
例えば親しい友人へ贈る場合、「ご祝儀は一般的な3万円を包み、新生活で使えそうな5,000円程度のプレゼントを添える」というのが最もスタンダードな形です。逆に、「ご祝儀を少し抑えて2万円にし、相手が欲しがっていた1万円の調理家電をプレゼントする」といった柔軟な調整も、相手との関係性によっては喜ばれるでしょう。
結婚祝いご祝儀とは別にプレゼントはいつ渡す?

ご祝儀とは別にプレゼントを贈る場合、お祝いの気持ちをスマートに届けるためには、渡すタイミングに細心の配慮が必要です。新郎新婦の状況を考えずに行動してしまうと、せっかくの贈り物が負担になりかねません。
最も重要な原則は、いかなる理由があっても結婚式の当日にプレゼントを持参しないことです。当日の新郎新婦は、早朝からの準備、挙式、披露宴、ゲストへの挨拶回りと、一分一秒を争うスケジュールで動いています。そこにプレゼントを手渡されても、受け取って保管する場所もなく、式の進行の妨げになる可能性すらあります。また、二次会への移動などで荷物も多くなりがちで、紛失のリスクも高まります。
注意点:当日の手渡しがNGな理由
- 新郎新婦が非常に忙しく、対応する時間がない
- プレゼントを保管する場所がなく、管理が大変
- 荷物が増え、二次会などへの移動の負担になる
- 万が一の紛失や破損のリスクがある
お祝いの品は、必ず事前に、相手が落ち着いて受け取れるタイミングで贈りましょう。
プレゼントを渡す適切なタイミングは、結婚式の有無や、ご自身の出欠状況によって異なります。以下のケース別ガイドを参考にしてください。
結婚式に出席する場合
招待状を受け取って出欠の返信をした後、式の1ヶ月前から1週間前までに渡すのが理想的です。直接会って手渡しできるのがベストですが、難しい場合は配送を利用しましょう。その際は、相手が確実に在宅している日時を確認してから手配するのが親切です。
結婚式を欠席する場合
招待を受けたもののやむを得ず欠席する場合は、まずはお祝いの言葉と共に、できるだけ早く欠席の連絡を入れます。その上で、お祝いの品物は式の1〜2ヶ月前に贈るのが一般的です。早めに贈ることで、「出席できず本当に残念ですが、心からお祝いしています」という誠意がより深く伝わります。
結婚式に招待されていない場合
式に招待されていない状況で、式より前にプレゼントを贈ると、新郎新婦に「招待しなかったのに申し訳ない」と余計な気を遣わせてしまう可能性があります。この場合は、結婚式が終わってから1ヶ月以内を目安に、新婚旅行などから帰宅して生活が落ち着いた頃を見計らって贈るのがマナーです。
結婚式が行われない場合
入籍のみの「式なし婚」の場合、結婚の報告を受けてから1ヶ月以内に贈るのが基本です。報告を受けたら、あまり間を置かずに「おめでとう!」の言葉と共に、早めに準備を進めると良いでしょう。
豆知識:吉日を意識する
配送で贈る場合、可能であれば「大安」や「友引」といった吉日の午前中に届くように日時指定をすると、より丁寧な印象になります。必須ではありませんが、お祝い事ならではの心遣いとして覚えておくと良いでしょう。
ご祝儀と結婚祝いを両方贈る場合の親族への配慮

兄弟姉妹やいとこ、甥・姪といった近しい親族へご祝儀とプレゼントの両方を贈る場合は、友人や同僚へ贈るケースとはまた違った、デリケートな配慮が求められます。
まず、お祝いの相場が友人よりも高くなるのが一般的です。これは、関係性の深さやこれまでの付き合いを反映したものであり、兄弟姉妹であれば5万円~10万円、甥や姪などその他の親族であっても3万円~10万円がご祝儀の目安とされています。プレゼントをプラスする場合も、この相場感を念頭に置いて予算を組む必要があります。
そして、親族間の贈り物において最も重要なのが、他の親族とのバランス感覚です。冠婚葬祭における贈り物は、個人の気持ちであると同時に「家」や「親戚一同」としての慣習や暗黙のルールが存在することが少なくありません。自分だけが突出して高額なお祝いをしたり、逆に著しく少なかったりすると、他の親族との間で角が立つ原因になりかねません。そうなっては、新郎新婦を悲しませることにも繋がります。
後々の親戚付き合いを円満に保つためにも、事前にご両親や年長の親戚に「相場はどれくらいか」「過去にはどうしていたか」などを相談しておくことを強くおすすめします。特に兄弟姉妹で足並みをそろえておくと、受け取る側も気を遣わずに済みますし、家族みんなで祝福しているという一体感も生まれますよ。
親族に喜ばれるプレゼントの傾向
親族へのプレゼント選びでは、奇をてらったものよりも、新生活で長く使える上質で実用的なものや、記念に残るアイテムが喜ばれる傾向にあります。例えば、ル・クルーゼのような有名ブランドの鋳物ホーロー鍋や、家族や友人が集まった際に活躍する大型のホットプレート、高画質のデジタルフォトフレームなどが人気です。
結婚祝いに式なしの友達へ贈るプレゼント

近年、価値観の多様化や経済的な理由から、結婚式や披露宴を行わずに入籍のみを済ませる「式なし婚(ナシ婚)」を選ぶカップルが着実に増えています。親しい友人がこの選択をした場合、お祝いの気持ちをどのように伝えれば良いのでしょうか。
考え方の基本は、非常に合理的です。それは、「もし結婚式に出席した場合のご祝儀相場から、新郎新婦がゲストのために用意する披露宴での飲食代や引出物代を差し引いた金額」を目安にするというものです。一般的に、友人へのご祝儀相場は3万円ですが、その内訳は「お祝い金1万円」+「飲食代・引出物代など2万円」と解釈されています。そのため、式がない場合は後者の2万円分を差し引いた1万円程度がお祝い金の相場となります。
この1万円を現金(ご祝儀)として贈るか、同程度の品物をプレゼントとして贈るかは、どちらを選んでもマナー違反にはなりません。さらに「しっかりお祝いしたい」という気持ちから、ご祝儀とは別にプレゼントも贈りたい場合は、以下のような組み合わせが考えられます。
式なし婚の友人へのお祝い組み合わせ例
- 基本パターン:現金1万円 + プレゼント3,000円~1万円
- プレゼント重視パターン:現金は贈らず、1万円~2万円相当のプレゼントのみ
- ご祝儀重視パターン:プレゼントは添えず、現金で1万円~2万円を包む
式を挙げない分、新郎新婦は新生活の準備に費用を集中させることが多いです。そのため、プレゼントを選ぶ際は、新生活ですぐに役立つ実用的なアイテムが特に喜ばれるでしょう。例えば、二人の生活を豊かにするコーヒーメーカーや、お部屋の雰囲気を良くするオシャレな加湿器などが考えられます。何が良いか迷う場合は、欲しいものを直接リクエストしてもらうのが、最も確実で相手にも喜ばれる方法です。
結婚祝いに贈ってはいけないプレゼントは?

祝福の気持ちを込めて一生懸命選んだプレゼントが、実はマナー違反だった…という悲しい事態を避けるため、結婚祝いの贈り物として伝統的にふさわしくないとされる品物について、しっかりと確認しておきましょう。
これらは「縁起が悪い」とされ、その語呂合わせや用途から、お祝いのシーンでは避けられてきたアイテムです。もちろん、現代では気にしないという方も増えていますが、特にご年配の方や家柄を重んじる方へ贈る際には、十分な配慮が必要です。相手から直接リクエストがあった場合を除き、サプライズで贈るのは避けるのが無難です。
【最終チェック】結婚祝いのNGギフトリスト
- 刃物(包丁、ハサミ、ペーパーナイフなど):「縁が切れる」という言葉を強く連想させるため、最も代表的なNGアイテムです。
- 陶器やガラス製品などの割れ物:「仲が壊れる、割れる」ことを連想させるため、古くは避けられていました。ただし、近年では「割れる=数が増えて幸せが広がる」というポジティブな解釈も生まれ、有名ブランドのペアグラスなどは定番ギフトとして定着しています。贈る相手の考え方や関係性によるところが大きいアイテムです。
- 櫛(くし):その音が「苦(く)」や「死(し)」を連想させるため、非常に縁起が悪いとされています。
- ハンカチ:漢字で「手巾(てぎれ)」と書くことから、「手切れ=別れ」を意味するとされています。涙を拭うイメージも別れに繋がるため、避けるのが一般的です。
- 日本茶:香典返しなど、弔事で使われることが多いため、お祝いの贈り物には不向きとされています。お茶好きな方へ贈りたい場合は、紅茶やハーブティーなど華やかなイメージのものを選びましょう。
- 「4」や「9」の個数:こちらも「死」や「苦」を連想させる忌み数として、セットものを贈る際は個数に注意が必要です。
これらのマナーは、相手を不快にさせないための最低限の心遣いです。プレゼントを選び終えたら、最後にこのリストと照らし合わせてチェックする習慣をつけると良いでしょう。
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おすすめ!結婚祝いにご祝儀とは別に贈るプレゼント
- 結婚祝いにもらって一番嬉しかったものは何ですか?
- 金額別で選ぶオシャレで高級な贈り物
- ジャンル別のおすすめプレゼント
- 現金とプレゼントはどっちがいい?
結婚祝いにもらって一番嬉しかったものは何ですか?

プレゼント選びで迷ったとき、最も信頼できる道しるべとなるのが、実際に結婚祝いをもらった先輩夫婦の「本当に嬉しかった」という生の声です。
様々な企業の調査やアンケートで、常に上位にランクインするのは、「自分たちではなかなか買わない、少し高級で実用的なもの」という意見です。新生活は、家具や家電、日用品など、揃えなければならないものが山ほどあり、一つ一つのアイテムにまで予算を回す余裕がないのが実情です。そんな時に、日々の暮らしを少し豊かに、そして便利にしてくれる上質な贈り物は、心から喜ばれるのです。
具体的には、以下のようなアイテムが「もらって嬉しかった」ギフトとして、常に高い人気を集めています。
【最新版】もらって嬉しい結婚祝い 人気アイテム
1. カタログギフト:「本人たちが本当に欲しいものを選べる」という最大のメリットがあり、失敗がありません。最近では、掲載商品の質が非常に高く、高級グルメや温泉旅行などの「体験型ギフト」、特定のブランドに特化したものなど、種類も驚くほど豊富になっています。相手の好みがわからない場合や、すでに多くのものを持っているであろう方への贈り物として最適です。
2. 調理家電:共働き夫婦が増えた現代において、日々の料理を楽に、そして楽しくしてくれる調理家電は絶大な人気を誇ります。電気圧力鍋や多機能ホットプレート、ハンドブレンダー、全自動コーヒーメーカーなどが代表例です。
3. ブランド食器・グラス類:有名ブランドのペアグラスやお皿は、食卓を華やかに彩るだけでなく、使うたびに結婚した当初の新鮮な気持ちを思い出させてくれる記念品にもなります。
4. 高級タオル:今治タオルに代表されるような、国産の上質なブランドタオルは、その格別な使い心地で日々のバスタイムを特別なものに変えてくれます。普段使いするものだからこそ、品質の良さがダイレクトに伝わる嬉しい贈り物です。
意外な伏兵として、「本当に助かった」という声が多いのが、高級なレトルト食品やフリーズドライのスープ、有名店の調味料セットといった「ちょっと贅沢なグルメギフト」です。何かと忙しい新婚生活で、疲れて帰ってきた日に手軽に美味しい食事ができるのは、想像以上にありがたいものなんですよ。
金額別で選ぶオシャレで高級な贈り物

ご祝儀にプラスアルファで贈るプレゼントは、無理のない予算の範囲で、相手に気を遣わせすぎない価格帯のものを選ぶことが大切です。ここでは、金額別におすすめの、オシャレで高級感が漂う贈り物をご紹介します。
予算:3,000円~5,000円
この価格帯は、相手に気軽に受け取ってもらえる「上質な消耗品」や「センスの光る小物」が狙い目です。メインのご祝儀はしっかり包んだ上で、プラスワンの気持ちを伝えるのに最適です。
- 高級ブランドのバスソルトやハンドソープ:Aesop(イソップ)やJO MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)など、デザイン性の高いパッケージのものは、洗面所やバスルームをオシャレな空間に演出してくれます。
- 有名パティスリーの焼き菓子セット:自分ではなかなか買わないような、有名店のフィナンシェやマカロンの詰め合わせは、見た目も華やかで、二人で楽しむティータイムを豊かに彩ります。
- 上質な素材の夫婦箸:毎日使うものだからこそ、質の良いものは喜ばれます。若狭塗や輪島塗など、伝統的な工芸品も素敵です。桐箱に入ったものや、名入れサービスを利用すれば、より特別感が増します。
予算:5,000円~10,000円
選択肢がぐっと広がり、実用性とデザイン性を兼ね備えた人気のアイテムが豊富に見つかる価格帯です。
- ブランドのペアグラスやマグカップ:結婚祝いの王道である食器類。WEDGWOOD(ウェッジウッド)のタンブラーや、北欧デザインが人気のiittala(イッタラ)のグラスなどは、どんなインテリアにも馴染みやすく、間違いのない選択です。
- 電気ケトルやハンドブレンダーなどの小型調理家電:BALMUDA(バルミューダ)の電気ケトルなど、デザイン性の高い家電は新生活のキッチンを明るくします。
- 今治タオルなどの高級タオルセット:肌触りの良いホテル仕様のバスタオルやフェイスタオルのセットは、日々の生活の質を確実に上げてくれる贈り物として、常に人気があります。
予算:10,000円~30,000円
ご祝儀の額を少し調整してでも、プレゼントを豪華にしたい、という場合に最適な価格帯です。「自分ではなかなか手が出せないけれど、あったら嬉しい憧れのアイテム」を贈ると、驚きと共に大変喜ばれるでしょう。
- 多機能ホットプレートやコーヒーメーカー:BRUNO(ブルーノ)のコンパクトホットプレートや、デロンギなどの全自動コーヒーメーカーは、おうち時間を充実させてくれる人気の高いアイテムです。
- 高性能ドライヤーや美顔器:美容に関心の高い方には、最新の高性能ドライヤーや、人気の美顔器なども、自分へのご褒美としては後回しにしがちなアイテムなので、特別な贈り物になります。
- 体験型カタログギフト:SOW EXPERIENCE(ソウ・エクスペリエンス)などが提供する、ペアで楽しめるレストランでの食事や、温泉旅行、クルージングといった「モノ」ではなく「トキ」を贈るギフトも、忘れられない思い出になるため非常に人気です。
ジャンル別のおすすめプレゼント

贈る相手の好みやライフスタイルがある程度わかっている場合は、ジャンルを絞ってプレゼントを探すことで、よりパーソナルで「自分のことを考えて選んでくれたんだな」という気持ちが伝わる贈り物になります。
夫婦の絆を深める「ペアアイテム」
新婚さんならではの特別感を演出できるペアアイテムは、結婚祝いの王道中の王道です。お揃いのマグカップやグラス、夫婦茶碗などが定番ですが、少し気恥ずかしいという二人には、ペア感が強すぎないアイテムがおすすめです。例えば、上質なレザーブランドのキーケースや、ビジネスシーンでも使える高級ボールペンなどは、実用的でありながら、さりげなくお揃いを楽しめるため喜ばれます。イニシャルや記念日を刻印する名入れサービスを利用すれば、世界に一つだけの特別な記念品になります。
お祝い事にぴったりな「お酒」
お酒が好きな夫婦にとって、普段は飲まないような少し特別な一本は、この上ない贈り物です。お祝いの席を華やかに彩るシャンパンや、じっくり味わえる上質な日本酒、新郎新婦が生まれた年のヴィンテージワインを探してみるのも非常にロマンチックです。二人の出身地や思い出の地にちなんだクラフトビールや地酒を選ぶと、会話も弾むストーリー性のあるプレゼントになります。センスの良いペアグラスとセットにして贈るのも、気の利いた演出です。
質の高い「日用品」
前述の通り、質の高い日用品は新生活を快適に、そして豊かにしてくれる人気のギフトジャンルです。ポイントは、「消耗品」でありながらも、自分では買わないような上質さや特別感が伝わるものを選ぶこと。肌触り抜群の高級タオル、天然アロマが心地よく香るルームフレグランスやバスグッズ、パッケージデザインが秀逸なオーガニックの食器用洗剤や洗濯用洗剤などは、相手に気を遣わせすぎず、すぐに役立ててもらえる実用的な贈り物です。
新生活を彩る「食器・カトラリー」
ROYAL COPENHAGEN(ロイヤル コペンハーゲン)のイヤープレートや、ジノリ1735の美しい絵皿など、有名ブランドの食器は、毎日の食事を特別な時間に変えてくれます。選ぶ際は、相手の食の好み(和食中心か、洋食が好きかなど)や、事前に聞いた自宅のインテリアの雰囲気を参考にすると、失敗が少なくなります。また、来客時にも活躍する、ポルトガルのCutipol(クチポール)のようなスタイリッシュなカトラリーセットも、あると非常に重宝するため喜ばれます。食洗機対応か、電子レンジは使えるかなど、実用的な側面も確認しておくと、さらに親切です。
現金とプレゼントはどっちがいい?

結婚祝いを贈る段になって、多くの人が一度は立ち止まるのが、「結局のところ、現金とプレゼントではどちらが本当に喜ばれるのだろう?」という究極の問いです。この問いに、万人に当てはまる絶対的な正解はありません。現金にもプレゼントにも、それぞれに代えがたいメリットと、考慮すべきデメリットが存在するからです。
最終的には、贈る相手との関係性の深さ、相手の現在のライフステージや状況を想像し、思いやることが最も良い判断に繋がります。それぞれの特徴を深く理解し、あなたの祝福の気持ちが最も伝わる形を選びましょう。
現金(ご祝儀)とプレゼントのメリット・デメリット比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
現金(ご祝儀) | ・【圧倒的な実用性】新郎新婦が本当に必要なものに、好きなタイミングで自由に使える。 ・結婚式や新婚旅行、新生活の費用など、具体的な金銭的負担の助けになる。 ・贈る側が品物選びに悩む必要がなく、相手の好みに合わないというリスクがゼロ。 |
・金額が直接的であるため、人によっては生々しい、味気ないと感じる可能性がある。 ・「気持ちがこもっていない」と捉えられてしまう可能性がゼロではない。 ・品物のように形として残らないため、記憶に薄れやすい側面もある。 |
プレゼント | ・【気持ちが伝わる】「自分のために時間をかけて選んでくれた」という行為そのものが、何より嬉しい贈り物になる。 ・使うたびに贈り主のことを思い出せる、記念の品として長く形に残る。 ・現金にはない温かみやパーソナルな祝福の気持ちを表現できる。 |
・相手の好みやインテリアの趣味に合わない可能性がある。 ・他の人からの贈り物と重複してしまうリスクがある。 ・すでに持っているものを贈ってしまう可能性がある。 |
【結論】どちらか迷ったときは…
もしどちらか一方に決めかねるのであれば、この記事で一貫してお伝えしているように、やはり「ご祝儀(現金)とプレゼントの両方を贈る」のが、現代における最良の選択肢の一つと言えるでしょう。新生活の大きな助けとなる「実用的な現金」のメリットと、祝福の気持ちが形として伝わる「心温まるプレゼント」のメリットを、両方とも届けることができます。その際は、繰り返しになりますが、合計金額が相場から大きく外れないように予算を調整することだけ、忘れないようにしてください。
心に残る結婚祝いにご祝儀とは別にプレゼントを
この記事では、ご祝儀とは別にプレゼントを贈る際の、相場からマナー、具体的な品物選びまで、あらゆる疑問について詳しく解説してきました。マナーや相場ももちろん大切ですが、それらはあくまで相手を不快にさせないための土台です。最後に、大切なポイントをリスト形式で振り返り、あなたの心のこもったお祝いの準備を締めくくりましょう。
- ご祝儀とプレゼントの両方を贈ることはマナー違反ではなく心遣いの表れ
- 両方贈る際は合計金額が一般的な相場内に収まるよう配慮する
- 高額すぎるお祝いはかえって相手の負担になるため注意が必要
- プレゼントを渡すタイミングは結婚式の1ヶ月前から1週間前までが理想
- いかなる場合も結婚式当日にプレゼントを手渡しするのは避ける
- 親族へ贈る場合は他の親族と金額のバランスを事前に相談すると安心
- 式なし婚の場合は披露宴の飲食代などを差し引いた金額が目安となる
- 刃物や割れ物など縁起が悪いとされるNGギフトは避けるのが無難
- もらって嬉しいのは少し高級で自分では買わない実用的な新生活グッズ
- 本人に選んでもらえるカタログギフトは好みがわからない場合に最適
- 予算に合わせてオシャレで質の良いアイテムを選ぶのがポイント
- 相手のライフスタイルや趣味に合わせてジャンルを絞るとより喜ばれる
- 現金は実用性が高く、プレゼントは気持ちが伝わりやすいという長所がある
- 迷ったときは両方を贈ることで双方の良さを届けられる
- 何よりも大切なのは新郎新婦の幸せを願うあなたの温かい祝福の気持ち
この記事が、あなたの大切な人への最高のお祝い選びの助けとなれば幸いです。あなたの「おめでとう」の気持ちが、プレゼントと共に新郎新婦の心に深く届きますように。
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