内祝のお返し相場は?半返しと3分の1の違いやマナーを徹底解説
こんにちは。贈答品の達人手帖、運営者の「TAKE」です。
人生の節目にお祝いをいただくことは、本当に嬉しいものですね。しかし、その喜びもつかの間、ふと頭をよぎるのが「内祝のお返し」のことではないでしょうか。特に相場に関しては、「頂いた金額の半額」なのか、それとも「3分の1程度」で良いのか、相手との関係性や地域性によっても変わってくるため、非常に悩みますよね。私も以前、親戚から高額なお祝いを頂いた際に、「返しすぎても失礼になる」と聞いて頭を抱えた経験があります。
また、のしの書き方や渡す時期などのマナーについても、「間違っていたらどうしよう」「非常識だと思われたくない」と不安になるものです。おしゃれなギフトを選びたいけれど、ネットのランキングを見ても情報が多すぎて決めきれない……という声もよく耳にします。

この記事では、そんな内祝に関するあらゆる疑問を、私自身の経験や最新のトレンドも踏まえて分かりやすく紐解いていきます。贈り物で失敗したくない、感謝の気持ちを正しく伝えたいという方は、ぜひ最後までお付き合いください。
- 半返しと3分の1の適切な使い分け基準と判断ロジック
- 結婚や出産、快気祝いなどシーン別の具体的な金額目安
- のしや水引、表書きなど相手に失礼にならないマナーの完全ガイド
- 住所を知らなくても贈れる最新のソーシャルギフト事情
内祝のお返しの相場と基本ルール
まずは、内祝いを選ぶ際に最も基本となる「お金(相場)」の話と、絶対に外してはいけないマナーの基礎知識からお話しします。贈答文化における「相場」とは、単なる平均価格ではなく、社会的な均衡を保つための大切なルールです。ここさえ押さえておけば、大きく失敗することはありませんので、しっかりと確認していきましょう。
半返しと3分の1の正しい使い分け
内祝いの予算を決める際、基本中の基本となるゴールデンルールがあります。それは、頂いたお祝いの金額(または品物の価値)に対して、50%相当をお返しする「半返し(はんがえし)」という考え方です。これは昔からの慣習で、例えば1万円のお祝いを頂いた場合は、5,000円程度の品物をお返しするのが一般的ですね。

しかし、現代の贈答事情において、全てのケースで「半返し」が正解というわけではありません。実は、相手との関係性や頂いた金額の多寡によっては、「3分の1(約30%〜40%)」程度で良いとされるケース、あるいはその方が好ましいケースも多々あります。この「半返し」と「3分の1」の使い分けこそが、内祝い上級者への第一歩と言えるでしょう。
なぜ「3分の1」という選択肢があるのか?
日本では古くから、目上の方から頂いたものに対して、きっちり同等や半額をお返しすることは、「頂いたご恩をお金で清算する」「あなたからの援助は必要ありません」といった拒絶のニュアンスを含んでしまい、かえって失礼にあたるとされる考え方があります。
特に、親戚の伯父様・伯母様や、会社の上司など、目上の方から高額なお祝いを頂いた場合に、律儀に半額をお返しすると、「せっかくの支援の気持ちを無にされた」と感じさせてしまうリスクがあるのです。相手の顔を立てる意味でも、目上の方へは少し甘えさせて頂くくらいの気持ちで、3分の1程度に抑えるのがスマートな大人の対応と言えます。

相場を判断するための決定版リスト
- 半返し(50%)が基本の相手
- 友人、同僚、後輩
- 頂いた金額が1万円〜3万円未満の場合
- 関係性がフラットで、気を使わせたくない場合
- 3分の1(30%〜40%)が推奨される相手
- 両親、祖父母、親戚(伯父・伯母など)
- 会社の上司、恩師などの目上の方
- 頂いた金額が高額(5万円、10万円以上)の場合
- 「お返しはいらないよ」と強く言われている場合
このように、相手との関係性を見極めて、「半返し」にするか「3分の1」にするかを柔軟に判断することが大切です。もし迷った場合は、無理に高い方(半返し)を選ばず、3分の1〜40%程度に設定し、その分お礼状を丁寧に書くなどの「心遣い」で補うのが、失敗の少ない安全策かなと思います。
連名へのお返しと計算方法の目安
職場の同僚一同や、学生時代の友人グループ、あるいは趣味のサークル仲間などから、「連名」でお祝いを頂くことってよくありますよね。一人ひとりから個別に頂くのとは違い、この「連名ギフト」へのお返しは、計算方法や品物選びに少し頭を悩ませるポイントです。
基本的には、頂いたお祝いの総額を人数で割り、その半額程度を一人ひとりの返礼予算として算出します。個別に渡すのか、まとめて渡すのかも含めて、具体的なシミュレーションをしてみましょう。
連名お返しの計算式
(頂いたお祝いの総額 × 0.5) ÷ 連名の人数 = 一人当たりの返礼予算
例えば、職場の同僚10名から、合計30,000円のベビーベッドをお祝いとして頂いたとします。
この場合、まず総額30,000円の半額である「15,000円」がお返しの総予算となります。
これを10人で割ると、一人当たり「1,500円」という予算が算出されますね。
1,500円あれば、それなりに見栄えの良いタオルハンカチや、有名ブランドのスイーツギフトを選ぶことができます。個別に包装して、「一人ひとり手渡し」するのが最も丁寧で喜ばれるスタイルです。

一人当たりの予算が少額になる場合(プチギフトの活用)
一方で、一人当たりの予算が300円〜500円程度になってしまうケースもあります。例えば、部署全体30名から15,000円のお祝いを頂いた場合などです(一人当たり250円のお返し予算)。
こういった場合は、無理に個別の品物を用意しようとすると、逆にチープな印象を与えてしまいかねません。解決策としては以下の2パターンがおすすめです。
- プチギフトを活用する
最近では、300円〜500円程度でもおしゃれなパッケージの「プチギフト」が充実しています。「アンドスイーツセレクション」のような焼き菓子や、「フロッシュ」のミニ洗剤ギフトなど、ワンコインで見栄えのするアイテムを一人ひとりに配る方法です。
- 「みなさんでどうぞ」形式にする
個別に配るのが難しい場合は、職場の休憩室などに、総額予算(この例なら7,500円分)で買える「個包装された高級菓子の詰め合わせ」をドカンと置いておくのも一つの手です。「内祝」ののしを付けた箱を開けて置いておけば、好きな時に取ってもらえるので、相手の手間も省けます。
大切なのは、金額の大小にかかわらず、「一人ひとりに感謝を伝える姿勢」を見せることです。連名だからといって適当に済ませず、しっかり計算して対応しましょう。
のしの書き方や水引のマナー
内祝いで最も緊張し、かつ検索需要も高いのが「のし(熨斗)」に関するルールです。どんなに素晴らしい品物を選んでも、のしの表書きや水引の種類を間違えてしまうと、マナー違反となり相手を不快にさせてしまう可能性があります。ここは少し専門的な話になりますが、図解するつもりで丁寧に解説しますね。
水引(みずひき)の種類の厳格な使い分け
のし紙の中央にある紐のような飾りを「水引」と呼びます。この水引の「結び方」と「色・本数」には、それぞれ明確な意味が込められており、用途によって使い分ける必要があります。基本的には「一度きりにしたいこと」か「何度あっても良いこと」かで二分されます。
| 用途 | 水引の形状 | 意味・理由 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 結婚内祝い | 紅白10本
結び切り |
固く結ばれて解けない
=生涯一度きりの慶事であってほしい |
結婚内祝、寿 |
| 快気祝い | 紅白5本
結び切り |
二度と繰り返してほしくない
=病気や怪我は一度きりで |
快気祝、快気内祝 |
| 出産内祝い | 紅白5本
蝶結び |
何度でも結び直せる
=子供は何度生まれても嬉しい |
内祝、出産内祝 |
| 入学・新築 | 紅白
蝶結び |
成長や繁栄は何度あっても喜ばしい | 内祝、入学内祝 |
よくある間違いとして、結婚内祝いに「蝶結び」を使ってしまうケースがあります。これは「何度でも結婚(再婚)してほしい」という意味になってしまうため、絶対に避けてください。逆に、出産内祝いに「結び切り」を使うと「子供はこれっきりにしてほしい」という意味になりかねませんので注意が必要です。
表書きと名入れの重要ポイント
のしの上段(水引の上)には「内祝」や「出産内祝」といった表書きを記します。そして下段(水引の下)には、贈り主の名前を書きますが、ここにもシーン別のルールがあります。
- 結婚内祝い:新姓のみ、または夫婦連名で記載します。旧姓は使いません。
- 出産内祝い:赤ちゃんの名前(右側にふりがな)を記載します。これは、内祝いが「子供の名前のお披露目(命名披露)」を兼ねているためです。親の名前ではなく、子供の名前で贈るのが最大の特徴です。
- 入学・卒業:子供の名前で贈ります。
「内のし」と「外のし」どっちが正解?
包装紙の内側にのしを掛ける「内のし」と、外側に掛ける「外のし」。内祝いに関しては、「内のし」が主流です。
理由は2つあります。一つは、内祝いが本来「自分たちの家のお祝い事のお裾分け」であり、相手のお祝いに対する返礼ではないという建前から、控えめな「内のし」が好まれるため。もう一つは、配送する場合にのしが破れたり汚れたりするのを防ぐという実利的な理由です。手渡しする場合のみ、何のお祝いか一目でわかる「外のし」にすることもありますが、基本は内のしで問題ありません。

渡す時期やタブーとなる品物
品物を贈るタイミングも重要です。早すぎても「お返しを準備して待っていたのか」と思われますし、遅すぎると「忘れられているのかな」と不安にさせてしまいます。
お返しを贈るベストなタイミング
一般的には、お祝いを頂いてから(または行事が終わってから)1ヶ月以内に贈るのがマナーとされています。
結婚式の場合は、挙式後1ヶ月以内。出産の場合は、お宮参り(生後1ヶ月頃)の時期に合わせて贈るのが目安です。もし体調不良などで遅れてしまった場合は、お詫びの言葉を添えたお礼状を同封すれば問題ありません。一番良くないのは、遅れたからといってそのまま何もしないことです。
絶対に避けるべきタブー(NGギフト)
良かれと思って選んだ品物が、実は語呂合わせや伝統的な意味合いから「失礼」と判定されるケースがあります。知らずに贈ってしまうと、人間関係にヒビが入る恐れもあるため、以下のNGリストは必ずチェックしておきましょう。
- 現金・商品券
- 目上の方に対して現金を贈ることは、「これで生活の足しにしなさい」という意味を含み、大変失礼とされます。また、頂いたお祝い(現金)を現金で返すことは「突き返す」行為と受け取られるため、絶対に避けるべきです。
- ハンカチ
- 漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、「手切れ(絶縁)」を連想させます。特に白いハンカチは弔事用(遺体の顔にかける布)を想起させるためNGです。最近はブランド物のタオルハンカチなどは許容される傾向にありますが、古風な考えを持つ方には避けるのが無難です。
- 履物・敷物(靴下・スリッパ・マット)
- これらは「足で踏みつける」ものですよね。そのため、目上の方へ贈ることは「あなたを踏み台にします」「踏みつけます」という意味になり、厳禁とされています。
- 日本茶
- お茶は香典返しなど、弔事で使われることが多いため、慶事には不向きとされる場合があります(「お茶を濁す」の意味もあります)。ただし、華やかなパッケージの紅茶やコーヒー、あるいは慶事用の金粉入りのお茶などは好まれる傾向にあります。

住所なしで贈れるソーシャルギフト
「内祝いを贈りたいけれど、最近引っ越した友人の新住所が分からない」「職場の同僚の自宅住所を聞くのは、プライバシーの観点で少し気が引ける」……そんな悩みを持ったことはありませんか?
2025年の今、急速に普及し、スタンダードになりつつあるのが「ソーシャルギフト(eギフト)」です。これは、LINEやSNSのDM、メールなどを使って、相手に「受取専用URL」を送るだけでギフトが贈れるという画期的なサービスです。
ソーシャルギフトのメリット
- 住所を聞く必要がない:相手がURLにアクセスして、自分で住所や配送日時を入力する仕組みなので、贈り主が住所を知る必要がありません。個人情報を教える心理的ハードルも解消できます。
- 今すぐ贈れる:お祝いを頂いてすぐにお礼をしたい時や、配送手配をする時間がない時でも、URLを送るだけなら一瞬です。
- 住所入力ミスがない:相手自身が入力するため、転居先不明で戻ってくるリスクがゼロになります。
さらに、最新のサービス(GIFTFULなど)では、「選び直し機能」という驚きのシステムが登場しています。これは、贈り主が品物を選んでURLを送った後、受け取り手がその品物をそのまま受け取るか、もしくは同価格帯の別の品物に選び直して受け取るかを選択できる機能です。
「相手の好みに合わなかったらどうしよう」という贈り手の不安と、「正直これはいらないかも……でも気持ちは嬉しいし断れない」という受け取り手のミスマッチを解消できる、まさに現代の内祝い市場における革命的な解決策と言えます。特に友人関係や同僚への内祝いでは、今後このスタイルが主流になっていくことは間違いありません。

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ケース別で見る内祝のお返しの相場
ここまでは基本的なルールを見てきましたが、ここからは、結婚、出産、快気祝いなど、人生の具体的なイベントごとに、もう少し踏み込んだ相場や注意点を見ていきましょう。それぞれのシーンで「何が重視されるか」や「特有のマナー」が少しずつ異なります。
結婚や出産における金額の目安
最も頻度の高い「結婚内祝い」と「出産内祝い」。この2つには、少し特殊な事情が含まれています。
結婚内祝いの特殊性
まず大前提として、結婚式に招待し、引き出物を渡しているゲストに対しては、原則として内祝い(後日のお返し)は不要です。なぜなら、披露宴での「おもてなし(料理)」と「引き出物」が、頂いたご祝儀に対するお返しとして完結しているからです。
結婚内祝いが必要となるのは、以下の3つのケースです。
- 結婚式に出席していない人からお祝いを頂いた場合
- 結婚式で頂いたご祝儀が想定より多額で、引き出物だけでは不十分と感じる場合
- 結婚式を挙げない(ナシ婚)場合
相場は前述の通り「半額〜3分の1」ですが、結婚内祝いでは、新郎新婦の新しい門出を象徴するような、華やかで幸福感のある品選びが求められます。地味すぎるものよりは、明るいパッケージのスイーツや、高級感のあるタオルなどが好まれます。
出産内祝いとお祝いをもらっていない人への対応
出産内祝いも基本相場は同じですが、悩ましいのが「お祝いをもらっていない人」への対応です。出産報告を兼ねて、お世話になった方へ何か贈りたい……という気持ちになることもありますよね。
しかし、この場合、高額な品物を贈ると相手に「お祝いを催促しているのかな?」「お祝いをしていないのに申し訳ない」という心理的負担(恐縮)を与えてしまうリスクが高いです。
そのため、お祝いをもらっていない人へ贈る場合は、相手に気を遣わせない1,000円〜3,000円程度の範囲で、お菓子やタオルなどの「消えもの」を選ぶのがマナーにおける最適解とされています。あくまで「ご挨拶」の品として渡すのがスマートです。

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快気祝いや入学内祝いの注意点
次に、病気や怪我からの回復を祝う「快気祝い」と、子供の成長を祝う「入学内祝い」についてです。これらは、品選びのルールが非常に明確です。
快気祝い(快気内祝い)は「消えもの」が絶対条件
快気祝いには、他の内祝いとは異なる強力な不文律が存在します。それは、「病気を水に流す」「病気が消えてなくなる」という願いを込めて、必ず消耗品(消えもの)を選ばなければならないという点です。
快気祝いの推奨カテゴリー
- 洗剤・石鹸・入浴剤:「病を洗い流す」という意味で、最も適しています。
- お菓子・食品:「食べてなくなる」ため、後に残さないという意味で最適です。

逆に、タオル(病気が残る・繰り返す)や、形に残るインテリア、食器などは避けるべきとされています。「今治タオル」などの高級タオルは例外的に許容されることも増えてきましたが、基本的には避けたほうが無難です。また、のしの水引も「結び切り」が必須となることを忘れないでください。
入学・就職内祝いの考え方
本来、入学や就職は子供の成長を祝うものであり、経済力のない子供へのお祝いであるため、必ずしも「お返し」は必要ないとされる伝統もあります。しかし現代では、親が代理として「内祝」を贈るのが一般的です。
相場は半額〜3分の1。ポイントは、のしを「子供の名前」で贈ることです。また、品物に添えて、子供本人が書いたお礼状や、入学式の写真などを同封すると、成長の様子が伝わり非常に喜ばれます。
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親戚や上司など相手別の予算
「半返し」か「3分の1」か迷ったときのために、相手との関係性別におすすめの予算感とギフトの傾向をまとめました。1万円のお祝いを頂いたと仮定した場合のイメージです。
| 相手との関係 | 推奨予算(目安) | 返礼率 | おすすめギフト例 |
|---|---|---|---|
| 両親・祖父母 | 3,000〜4,000円 | 30%〜40% | 金額よりも思い出重視。名入れのお米やフォトフレーム、体験型カタログギフトなど。 |
| 兄弟姉妹 | 3,000〜5,000円 | 30%〜50% | 親しい間柄なので、実用的なキッチングッズや、少し贅沢なスイーツセット。 |
| 親戚(伯父・叔母) | 3,000〜5,000円 | 30%〜50% | 今治タオル、洗剤セット、グルメカタログ。好みが分からなければカタログが無難。 |
| 上司・恩師 | 4,000〜5,000円 | 40%〜50% | 老舗の和菓子、高級茶漬け、品質重視のカタログギフト。失礼のない定番品を。 |
| 同僚・友人 | 5,000円 | 50% | おしゃれなコスメ、カフェギフト、体験チケット。トレンド感のあるものが喜ばれます。 |
10万円等の高額なお祝いへの対応
親族や特に目上の方から、5万円、10万円、時にはそれ以上の高額なお祝いを頂くことがあります。これは「お返しを期待している」というよりは、「新生活の支援」や「これからの応援」の意味合いが非常に強いものです。
これに対して律儀に「きっちり半返し」をしてしまうと、例えば10万円頂いたのに5万円の商品券を返すようなことになり、せっかくの支援の気持ちを無にしてしまうことになりかねません。このような場合は、相場の下限である「3分の1」程度、あるいはそれ以下でも全く問題ありません。
その代わり、「金額以外の部分」で感謝の厚みを補完することが大切です。例えば、直筆の丁寧なお礼状を書く、新婚旅行のお土産を持参して直接挨拶に行く、子供の写真をアルバムにして贈るなど、手間と時間をかけた対応を心がけましょう。電話一本入れて、「おかげさまで新生活に必要な家具が揃いました」と具体的な使い道を報告するだけでも、相手の満足度は大きく変わります。
迷ったらカタログギフトがおすすめ
「相手の好みが全くわからない」「頂いた金額が中途半端で、ちょうど良い価格の品物が見つからない」「高額なお祝いへの3分の1返しが難しい」……そんな時の最強のソリューションがカタログギフトです。
カタログギフトが選ばれ続ける理由は、その「調整のしやすさ」にあります。3,000円、3,500円、4,000円……と価格帯が細かく設定されているため、頂いた金額に応じて正確に予算を組むことができます。
また、最近のカタログギフトは「ただの物選び」から進化しています。
- 体験型(コト)ギフト:温泉宿泊券、エステ、高級レストランでの食事券など、思い出を贈れるコース。
- 特化型ギフト:「dancyu」などのグルメ雑誌とコラボしたグルメ専用カタログや、「すいーともぐもぐ」のようなスイーツ専用カタログ。
- SDGs・エシカル:環境に配慮した商品だけを集めた、意識の高いカタログ。
このように、「カタログの種類を選ぶ」こと自体で、贈り主のセンスや個性を表現できるようになっています。「カタログは味気ない」というのは過去の話。今は「選ぶ楽しさを贈る」ポジティブなギフトとして定着しています。
内祝のお返しの相場で失敗しないために
ここまで、内祝のお返し相場について、かなり詳細に解説してきました。情報量が多くて少し疲れてしまったかもしれませんね。
最後に一つだけ、私が最も大切だと思うことをお伝えさせてください。それは、「相場やマナーは、相手を縛るものではなく、相手への敬意を表すための共通言語である」ということです。「半返しにしなきゃ」「のしを間違えたら大変だ」と形式にとらわれすぎてガチガチになるよりも、まずは「お祝いをありがとう」という感謝の気持ちを持つことが出発点です。
相場はあくまで、人間関係を円滑にするためのガイドラインに過ぎません。迷ったときは、「どうすれば相手が喜んでくれるか」「どうすれば感謝が伝わるか」を一番に考えてみてください。その気持ちがあれば、多少の相場のズレやマナーのミスは、きっと笑って許してもらえるはずです。
金額やマナーに迷ったときは、ぜひまたこの記事を読み返していただき、自信を持って素敵な贈り物を選んでくださいね。みなさんの内祝い選びが、相手の方との絆をより深め、温かい関係を築くきっかけになることを心から願っています。



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