喜ばれるお肉のプレゼント選び!失敗しない部位や予算を徹底解説
こんにちは。贈答品の達人手帖、運営者の「TAKE」です。みなさんは、大切な方へのお祝いで高級なお肉を贈ろうと考えたとき、どんなキーワードで検索しますか。きっと多くの方が、まずは人気商品のランキングや一般的な予算の相場をチェックするのではないでしょうか。ひとくちに肉ギフトといっても、ボリューム満点の焼き肉やとろけるようなすき焼き、厚切りのステーキなど種類はさまざまです。特に、食べ盛りの男性には質より量が喜ばれることもありますし、逆に相手によっては脂っこいものが嬉しくないと感じられてしまう不安もありますよね。また、結婚や出産の内祝いとして贈るなら、のしや配送に関するマナーも気になるところです。もし相手の好みがわからなくて迷ってしまう場合は、カタログギフトを選ぶという手もあります。
今回は、そんなお肉のプレゼントに関する悩みを解決し、相手に心から嬉しいと思ってもらえる選び方をご紹介します。
- 贈る相手の家族構成や年齢に合わせたお肉の選び方
- 失敗しないために知っておくべき配送方法と保存技術
- 予算別に見るおすすめの部位とコストパフォーマンス
- 内祝いやお歳暮で失礼にならないための正しいマナー
失敗しないお肉のプレゼントの選び方

お肉のギフトは、箱を開けた瞬間のサプライズ感や高揚感がたまらない、まさに「消えもの」の王様ですよね。でも、普段スーパーで買うお肉とは違うからこそ、選び方を間違えると相手を困らせてしまうこともあります。ここでは、絶対に外さないための選び方のポイントを、私の経験を交えてご紹介していきますね。
高級感あるブランド牛で特別感を演出

「相手が霜降り肉が好きかどうかわからない」「いつ在宅しているか不明で、生ものを送るのが怖い」という悩み、ありますよね。そんな時の最終兵器とも言えるのが、お肉専門のカタログギフトです。
カタログギフトの最大のメリットは、「選ぶ楽しさ」も一緒にプレゼントできることです。受け取った方が、自分の好みの部位(ステーキかすき焼きか)や、食べたいタイミング(配送日時)を自分で指定できるため、「脂っこくて食べきれなかった」「冷凍庫がいっぱいで入らない」といった失敗を完全に防ぐことができます。
選び方のコツ
雑貨などが混ざった総合カタログよりも、「国産和牛専用」や「銘柄牛限定」のような特化型カタログを選びましょう。システム料が含まれるため割高に感じるかもしれませんが、同じ金額設定でも専門店が発行するカタログなら、お肉自体の品質(原価率)が高い傾向にあります。
内祝いや誕生日に最適な予算と相場

ギフト選びで一番悩ましいのが予算ですよね。「安すぎてガッカリされたくないけど、高すぎて気を使わせるのも…」というバランスが難しいところです。相手との関係性やシーンに合わせて、適切な価格帯を選ぶことが大切です。
あくまで目安ですが、シーン別の予算感とおすすめの戦略を整理してみました。
| 予算 | シーン・用途 | おすすめの選び方と戦略 |
|---|---|---|
| 3,000円〜5,000円 | 手土産、友人への誕生日、連名のお返し | 無理にステーキを選ぶと質が下がるため、高級ハムやソーセージ、ハンバーグなど加工品の最高級ラインを狙うのが正解。 |
| 5,000円〜10,000円 | お歳暮、結婚・出産内祝い(半返し) | 最も選択肢が豊富。黒毛和牛のすき焼き肉(400g前後)や、5,000円コースのカタログギフトが定番として外しません。 |
| 10,000円〜30,000円 | 還暦祝い、両親への記念日、特別な恩人 | 松阪牛のサーロインステーキや、希少部位の食べ比べセットで圧倒的な高級感を。木箱入りは必須です。 |
特に3,000円〜5,000円の価格帯では、無理にステーキを選ぼうとすると薄くて小さいものになりがちで、満足度が下がってしまいます。それよりも、「自分では買わない高級なハム」や「黒毛和牛100%ハンバーグ」を選んだ方が、「良いものをもらった」という実感が高くなりますよ。
知っておきたい贈答マナーとのし
お肉を贈る際に忘れてはいけないのが、配送のマナーとのし(熨斗)のルールです。特にお祝い事やお歳暮では、失礼のないように気をつけたいですね。
まず、お肉は基本的に「冷凍」または「冷蔵」のクール便で届きます。配送中に結露してのし紙が濡れて破れてしまわないよう、「内のし(包装紙の内側にのしを掛ける)」にし、さらにビニールなどで防湿対応をしてくれるお店を選ぶのが安心です。
| シーン | 水引の種類 | 表書きの例 | 意味・備考 |
|---|---|---|---|
| お歳暮・お中元 | 紅白蝶結び | 御歳暮 / 御中元 | 何度繰り返しても良い祝い事。12月初旬や7月初旬に届くよう手配します。 |
| 出産内祝い | 紅白蝶結び | 内祝 / 出産内祝 | 赤ちゃんの名前(ふりがな)を入れ、お披露目を兼ねます。 |
| 結婚内祝い | 紅白結び切り | 内祝 / 結婚内祝 | 一度きりにしたい祝い事。ほどけない「結び切り」を使用します。 |
内祝いの相場について
結婚内祝いなどの「お返し」の相場は、頂いたお祝いの半額(半返し)から3分の1が基本です。目上の方から高額なお祝いを頂いた場合、きっちり半返しをすると「突き返された(水臭い)」と感じる方もいらっしゃるので、3分の1程度に抑えて、手紙や写真でお礼を伝えるのが大人の配慮ですね。
嬉しくないと思われないための注意点
良かれと思って贈った高級肉が、実は相手にとって「ありがた迷惑」になってしまうケースもゼロではありません。特に注意したいのが、高齢の方への贈り物です。
かつては「霜降り=最高級」というイメージが強かったですが、最近は健康志向も高まり、年齢とともに脂の多いお肉がつらくなってくる方も多いんです。高齢のご夫婦にA5ランクの霜降りサーロインを大量に贈ると、数切れ食べただけで胸焼けしてしまい、残りをどうしようか困らせてしまう可能性があります。
また、冷蔵庫のスペース問題も切実です。一人暮らしの方の小さな冷蔵庫に、大きな発泡スチロールに入った冷凍肉がいきなり届くと、保管場所に困ってしまいます。相手のライフスタイルを想像して、「食べきれる量(小分け包装)」や「保存のしやすさ」を考慮することが、本当の意味での優しさかなと思います。
絶対に喜ばれるお肉のプレゼントのおすすめ

さて、ここからは「じゃあ具体的に何を選べばいいの?」という疑問にお答えしていきます。相手の顔を思い浮かべながら、ピッタリのものを見つけてくださいね。
迷ったら参考にしたい人気ランキング

多くの人に選ばれているものは、やはりそれだけの理由があります。私がリサーチした中でも、常に上位にランクインするのは以下の3つのタイプです。
- 第1位:すき焼き用スライス
一枚一枚が大きく見栄えが良い上、家族みんなで鍋を囲める「団欒」の象徴として不動の人気です。調理も簡単で、失敗が少ないのも選ばれる理由です。 - 第2位:黒毛和牛ハンバーグ
焼くだけでご馳走になり、子供から大人まで嫌いな人がいないという「鉄板」の選択肢です。冷凍庫にストックしておける利便性も高く評価されています。 - 第3位:和牛専門カタログギフト
「好みを外したくない」という贈答者の心理を反映して、年々需要が高まっています。特に高価格帯のギフトではトップクラスの人気です。
男性も喜ぶボリューム満点の焼肉

食べ盛りの息子さんがいるご家庭や、若い男性へのプレゼントなら、繊細な味わいよりも「ガッツリお肉を食べた!」という満足感を優先しましょう。
おすすめは、脂の旨味が濃厚なカルビ(バラ)や、赤身と脂のバランスが良い肩ロースです。A5ランクの最高級部位を少量贈るよりも、A4ランク程度で良いので、500g〜1kgといった「量」を重視したセットの方が喜ばれる傾向にあります。
調理の手間を減らす工夫
焼肉用のタレに既に漬け込まれた「味付け肉」のセットも狙い目です。解凍してフライパンで焼くだけで、ご飯が進むメインのおかずになるので、忙しい家庭や料理慣れしていない単身男性には救世主のような存在になります。
おしゃれな包装が魅力のギフトセット
女性や、一人暮らしの方、あるいはお酒が好きな方には、ステーキや焼肉といった「食事のメイン」ではなく、「おしゃれなおつまみ」としての肉ギフトが響きます。
例えば、生ハムやサラミ、ソーセージなどが美しく詰め合わされたシャルキュトリーセットはいかがでしょうか。これらは調理が不要で、開封してすぐにワインやビールのお供として楽しめます。
最近は、ブック型のボックスに入ったものや、有名百貨店(三越伊勢丹のMOO:D MARKなど)が扱うデザイン性の高いパッケージの商品も増えています。箱を開けた瞬間の「わぁっ!可愛い!」というときめきをプレゼントできるのは、加工品ギフトならではの強みですよ。
ステーキやすき焼きなど部位の選び方
お肉の部位選びは、まさに「誰に贈るか」で正解が変わります。ここではターゲット別のベストな選択を詳細に整理しましょう。
ご年配の方・健康志向の方へ:ヒレ(フィレ)
牛一頭からわずかしか取れない希少部位で、脂肪が極めて少なく、お箸で切れるほど柔らかいのが特徴です。特に中心部分の「シャトーブリアン」は、脂っこさが全くないのに驚くほど柔らかく、最高級の敬意を表すのに最適です。
働き盛りの夫婦・本命ギフトへ:サーロイン
「ステーキの王様」ですね。背中の筋肉部分で適度にサシが入りやすく、脂の甘みと肉の旨味が濃厚です。見た目の豪華さも一番なので、還暦祝いや特別な記念日など、華やかなシーンにふさわしい部位です。
子育て世帯・家族団欒へ:リブロース・モモ
すき焼きやしゃぶしゃぶで、広い世代が一緒に楽しめる部位です。特にモモ肉(赤身)は、最近の赤身肉ブームの影響で人気が急上昇しており、ヘルシー志向の方にも喜ばれます。
「A5ランク」なら何でも美味しい?
よく耳にする「A5ランク」ですが、これは歩留まり(取れる肉の量)と肉質(霜降りの入り具合など)を総合的に評価したものであり、必ずしも「味の良さ」だけを示しているわけではありません。脂肪が苦手な方にとっては、A5よりもA4やA3の赤身の方が美味しく感じられることもあります。
(出典:公益社団法人日本食肉格付協会『牛枝肉取引規格』)
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便利な冷凍と鮮度抜群の冷蔵の違い
最後に、注文時によく迷う「冷凍」か「冷蔵(チルド)」かについてお話しします。結論から言うと、基本は「冷凍」がおすすめです。
「冷凍だと味が落ちるのでは?」と心配される方もいますが、最近の急速冷凍技術(プロトン凍結や3Dフリーザーなど)は本当に進化しています。肉の細胞を壊さずに瞬時に凍らせるため、解凍してもドリップ(旨味成分)が出にくく、生肉と変わらない品質を保てるんです。
何より、賞味期限が30日〜半年と長いので、受け取った方が「今週末に食べよう」「来客がある時に使おう」と、好きなタイミングを選べるのが最大のメリットです。
冷蔵を贈る場合のマナー
冷蔵(チルド)は一度も凍らせていないため、肉本来の食感と風味が完璧ですが、賞味期限が発送から3〜4日と非常に短いです。贈る場合は、必ず事前に在宅確認をし、「○日に冷蔵でお肉が届くよ」と伝えておくことが必須のマナーです。サプライズには不向きなので注意しましょう。
最高のお肉のプレゼントを贈ろう
お肉のプレゼントは、単に美味しい食材を贈るだけでなく、「美味しい時間を過ごしてほしい」「元気をつけてほしい」という相手への温かい想いを届けるものです。
相手の家族構成やライフスタイルを少しだけ想像して、部位や保存方法を選んでみてください。そして、もし迷ったらカタログギフトという選択肢も持っておけば安心です。みなさんの選んだお肉が、大切な方の食卓を笑顔でいっぱいにすることを願っています。


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