出産祝いのお返しはいつまで?遅れた時の対応も解説

こんにちは。贈答品の達人手帖、運営者の「TAKE」です。
新しい家族を迎えての生活、いかがお過ごしでしょうか。赤ちゃんの泣き声に慌てたり、寝顔に癒されたりと、毎日がめまぐるしく過ぎていく時期ですよね。「少しは慣れてきたかな?」と思う頃に、ふと頭をよぎるのが、いただいた「出産祝い」への対応ではないでしょうか。
「出産祝いのお返しはいつまでにするのが正解なんだろう?」
「バタバタしていて、気づいたら結構時間が経ってしまった…」
「マナー違反だと思われないか、すごく不安」
こんな風に検索をして、この記事にたどり着いたあなた。その気持ち、痛いほどよく分かります。

実は私も、最初の子が生まれた時は、慣れない育児と寝不足で曜日の感覚すらなくなり、お返しの手配が後手後手になって冷や汗をかいた経験があります。
出産内祝いは、単なる「お返し」という事務的な処理ではありません。これからも親子共々お付き合いをしていく大切な方々へ、「新しい家族をよろしくお願いします」と伝える、いわば外交デビューのような機会です。だからこそ、失礼がないようにしたいというプレッシャーも大きいですよね。
でも、安心してください。この記事では、贈答品の達人として、そして一人の親としての経験を交えながら、基本の時期はもちろん、万が一遅れてしまった場合のリカバリー術、相手を不快にさせない言い回し、さらには金額や品選びの細かなマナーまで、徹底的に解説します。これを読めば、モヤモヤしていた不安が「感謝を伝える楽しみ」に変わるはずですよ。
- 出産内祝いを贈るべき基本的な時期とお宮参りとの関係性
- うっかり時期を過ぎてしまった場合の期間別対処法とお詫びの仕方
- 相手が喪中の場合や高額なお祝いをいただいた際のマナーと相場
- 郵送時の注意点やのしの書き方など失礼のない贈答の手順
- 出産祝いのお返しはいつまで?遅れた時の対応も解説
- 出産祝いのお返しはいつまで等のマナーと相場を完全網羅
出産祝いのお返しはいつまで?遅れた時の対応も解説
まずは、多くの人が一番頭を悩ませる「時期(タイミング)」について深掘りしていきましょう。一般的に言われている「1ヶ月」という目安には、実はきちんとした理由があります。しかし、現実はマニュアル通りにはいきませんよね。ここでは、理想的なタイミングと、そこから外れてしまった場合の具体的な対応策を、時系列に沿って詳しくお話しします。
出産祝いのお返しはお宮参りの時期を目安に贈る
出産祝いのお返し(内祝い)を贈るベストなタイミングは、ズバリ「お祝いをいただいてから1ヶ月前後」です。
なぜ「1ヶ月」なのでしょうか?これには、日本の伝統的な行事と、母体の回復サイクルが深く関係しています。
お宮参りとの深い関係
日本では古くから、生後30日から32日頃に、その土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈る「お宮参り」という行事を行います。昔は、このお宮参りのタイミングに合わせて、親戚やお世話になった方々の家を回り、お赤飯や紅白餅などを配ってお披露目をする習慣がありました。
この名残から、現代でも「お宮参りが済んだ頃=内祝いを贈る時期」という認識が定着しています。つまり、お宮参りを一つの区切りとして、社会的なお披露目と感謝の伝達をセットで行うのが、最も自然で美しい流れとされているのです。
母体の回復期間「床上げ」との兼ね合い
もう一つの理由は、お母さんの体調です。産後1ヶ月検診が終わる頃までは、母体は「床上げ」前の回復期間にあたります。無理は禁物の時期ですが、1ヶ月を過ぎる頃には少しずつ日常生活に戻れるようになってきます。
「内祝いの準備を始められる体力的な余裕ができる時期」と「世間的な儀礼のタイミング」が合致するのが、ちょうど産後1ヶ月なんですね。

「早く感謝を伝えなきゃ!」と焦るあまり、お祝いをいただいて即日や数日で内祝いを送るのは避けましょう。「お祝いを期待して準備していた」あるいは「借りはすぐに返す」といった、事務的で冷たい印象を相手に与えてしまうリスクがあります。少なくとも1週間〜10日程度は空けるのが、奥ゆかしいマナーと言えます。
準備は妊娠中からがカギ
とはいえ、産後1ヶ月は正直言って記憶がないほど忙しいです。授乳、オムツ替え、夜泣きの無限ループの中で、住所録を整理して品物を選ぶのは至難の業。私の経験上、妊娠後期(産休に入った頃)に、住所録の整理と、贈りたい品物の候補(カタログギフトの会社など)を決めておくことを強くおすすめします。これをしておくだけで、産後の精神的余裕が全く違いますよ。
出産祝いのお返しが遅れた場合の対処法とお詫び
「気づいたら1ヶ月を過ぎて、もう2ヶ月近く経ってしまった!」
そんな時でも、慌てて無言で品物を送りつけるのは絶対にNGです。遅延には遅延の対応マナーがあります。ここでは、1ヶ月〜2ヶ月程度の遅れの場合の対処法を解説します。
まずは一本の連絡を入れる
遅れていることに気づいた時点で、親しい間柄ならメールやLINE、目上の方なら電話で、一言連絡を入れましょう。
「先日はお祝いをありがとうございました。バタバタしていてお礼が遅くなりすみません。近々、内祝いをお送りしますので、もう少し待っていてくださいね」
この「予告」があるだけで、相手の心象は劇的に良くなります。「忘れられているわけではないんだな」と安心してもらえるからです。
お詫びのメッセージカードを添える
品物を送る際は、定型文のメッセージカードではなく、必ず「遅れたことへのお詫び」を一言書き加えましょう。最近のギフトショップでは、メッセージカードを自由に編集できるサービスが多いので、これを利用しない手はありません。
この度は、心のこもったお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
本来ならばすぐにお礼を申し上げるべきところ、初めての育児に追われ、手配が遅くなってしまい大変申し訳ございません。
おかげさまで、〇〇(子供の名前)もすくすくと成長しております。
ささやかではございますが、内祝いの品をお送りいたしましたので、ご笑納くださいませ。
ポイントは、「育児に追われ」という事情を正直に、かつ謙虚に伝えることです。新生児のお世話が大変なことは誰もが知っていますから、これを素直に伝えれば、多くの人は「まあ、あの時期は仕方ないわよね」と寛容に受け止めてくれます。
2ヶ月以内なら「内祝い」の体裁でOK
この時期の遅れであれば、まだ通常の「出産内祝い」として贈って問題ありません。のしの表書きも「内祝」や「出産内祝」で大丈夫です。ただし、これ以上遅れると対応が変わってくるので、気づいたその日に手配を済ませるスピード感が命です。

出産祝いのお返しが半年後や1年後になった時のマナー
里帰りから戻るタイミングを逃したり、体調を崩していたりして、半年、あるいは1年近く経ってしまった…。こうなると、さすがに気まずさが募りますよね。相手側も「届いていないのかな?」「気に入らなかったのかな?」「もしかして無視?」と、不安から不信感へと感情が変化している可能性があります。
この段階でのリカバリーは、単なる事務処理ではなく、「関係修復のためのコミュニケーション」と捉えてください。
半年以上遅れた場合の3つの鉄則
- 事前のお詫び連絡は必須:
いきなり品物が届くと驚かれますし、不信感を助長しかねません。まずは電話や手紙で、丁重にお詫びを入れましょう。 - のしの表書きを変更する:
半年を過ぎたら、「出産内祝」という名目は少し不自然になります。「御礼」とするのが無難です。あるいは、お中元(7月)やお歳暮(12月)の時期に合わせて、「お中元」「お歳暮」として贈り、その中にお礼の気持ちを含めるのも賢いテクニックです。 - 言い訳よりも「成長の共有」を:
「忙しくて」と言い訳を並べるよりも、「おかげさまでこんなに大きくなりました」という報告に重きを置きましょう。

1年以上の遅延は「イベント」に変換する
1年以上経過している場合は、もはや出産のお返しという文脈からは切り離した方がスマートです。例えば、お子さんの1歳の誕生日(初誕生)に合わせて、「誕生日の記念品」として贈る、あるいは「暑中見舞い」「寒中見舞い」といった季節のご挨拶として贈る方法があります。
手紙(メッセージ)の魔法を使う
このケースで最も効果的なのは、「写真入りのお手紙」です。「お礼が遅れてしまい申し訳ありません」という謝罪の後に、「いただいたお祝いで〇〇を購入し、毎日使っています」「こんなに大きくなりました」という具体的なエピソードと写真を添えましょう。
人の心理として、赤ちゃんの可愛い笑顔や成長した姿を見せられると、怒りや不信感はスッと消えていくものです。「遅かったけど、元気に育っているならよかった」と思ってもらえるよう、「遅延のネガティブ」を「成長のポジティブ」で上書きする戦略を意識してみてください。
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喪中やお盆に出産祝いのお返しを贈る時期と配慮
慶事(出産)と弔事(お悔やみ)が重なるケースは、最も慎重な対応が求められます。「おめでたいことだから贈ってもいいだろう」という自己判断は禁物です。ここでは、相手や自分が喪中の場合のマナーについて解説します。
相手が喪中の場合:四十九日を待つのが鉄則
お祝いをくださった方が喪中の場合、四十九日(忌明け)が過ぎるまでは、内祝いを贈るのを控えるのが絶対のルールです。悲しみの中にいる時に、お祝いごとの品物が届くのは、相手の感情を逆なでしてしまう恐れがあるからです。
この場合の正しい手順は以下の通りです。
- まず、お礼の手紙(または電話)だけをする。「お祝いありがとうございました。本来ならすぐにお礼をすべきところですが、服喪中につき、四十九日が過ぎてから改めてご挨拶させていただきます」と伝えます。
- 忌明け後に品物を贈る。この時、のしの表書きは「祝」という文字を避け、「御礼」とします。
- 水引も、紅白の蝶結びは避け、白無地の奉書紙や短冊で控えめに包装します。
メッセージカードの内容も、「出産の喜び」を前面に出すのではなく、「お辛い時期にお心遣いをいただき、恐縮です」という、相手をいたわるトーンでまとめるのが大人の配慮です。
自分が喪中の場合
自分(贈り主)側が喪中の場合も、基本的には四十九日が過ぎてから贈るのがマナーです。ただ、産後すぐにお祝いをいただき、その後に身内に不幸があった場合など、タイミングが難しいこともありますよね。
その場合も、やはり忌明けを待つのが無難です。どうしても気になる場合は、お礼状だけ先に出しておきましょう。「喪中のため、お祝い事の形式は控えさせていただきますが、感謝の気持ちをお伝えしたく…」と一筆添えれば、マナー違反にはなりません。
お盆の時期の贈答
お盆(8月中旬)の時期に内祝いを贈ること自体はタブーではありませんが、実務的な問題があります。多くの人が帰省や旅行で長期間不在にするため、配送しても受け取ってもらえないリスクが高いのです。
冷蔵・冷凍品を送る場合は特に注意が必要です。お盆の時期に重なりそうなら、事前に「〇月〇日頃にお送りしても大丈夫ですか?」と確認するか、あえてお盆明けにずらして手配するのが親切でしょう。
出産祝いのお返しを忘れてた時の連絡と品物の選び方
「リストから漏れていた!」「完全に失念していた!」
半年後にふと気づいた時の、あの血の気が引く感覚…。私も一度だけ経験がありますが、本当に焦りますよね。でも、ここで「今さら送るのも変だし、このまま無かったことに…」とフェードアウトするのは最悪の選択です。それは今後の人間関係を断ち切る行為に等しいからです。
正直に謝罪し、即行動する
気づいたその瞬間にアクションを起こしましょう。言い訳は通用しません。「大変失礼いたしました。うっかりしておりまして…」と、正直に自分の非を認めて謝罪するのが、結局のところ一番誠意が伝わります。
そして、速やかに品物を手配します。この時選ぶ品物には、少しコツがあります。
遅れた時に選ぶべき品物:カタログギフトと消え物
遅れてしまった場合、相手に余計な気を使わせたり、心理的負担をかけたりしない品物を選ぶのが賢明です。
| おすすめの品 | 理由 |
|---|---|
| カタログギフト | 相手が好きなものを選べるため、「欲しくないものを押し付けられた」というネガティブな感情を抱かれにくい。価格帯も細かく選べるので、相場に合わせやすい最強のアイテムです。 |
| 高級なお菓子・食品 (消え物) |
食べてしまえばなくなるものは、後に残らないため心理的負担が少ないです。自分では買わないような有名ブランドのスイーツやお肉などは、純粋に喜ばれます。 |
| タオルなどの日用品 | いくつあっても困らない実用品も無難です。「今治タオル」のような高品質なものを選べば、遅れたことへの誠意も伝わります。 |
逆に避けるべきなのは、赤ちゃんの名前や写真が大きく入った「名入れグッズ(食器や時計など)」や、個性的すぎる雑貨です。遅れて届いた上に、使い道に困るものを贈られると、相手の不満は倍増してしまいます。「遅れてごめんね、美味しいものでも食べてね」という、シンプルで温かい心遣いが、関係修復の鍵となります。
出産祝いのお返しはいつまで等のマナーと相場を完全網羅
時期についての不安が解消されたところで、次は「金額(相場)」や「形式(のし・包装)」といった、より具体的なマナーについて解説していきます。「気持ちだから」といっても、やはり世間の相場から大きく外れると、相手を恐縮させたり、逆に失礼になったりします。ここを押さえれば、あなたはもう「内祝いマスター」です。
出産祝いのお返しの金額相場と半返しの基本ルール
出産内祝いの金額相場に関しては、全国的に共通する一つの黄金ルールがあります。それが「半返し(半額)」です。
例えば、10,000円のお祝いをいただいたら、5,000円相当の品物をお返しする。これが最も標準的で、誰に対しても失礼にならない安全なラインです。
高額なお祝いには「1/3返し」のルールを適用
ただし、この「半返し」ルールには重要な例外があります。それは、両親や祖父母、親戚、あるいは会社の上司などから、5万円、10万円といった高額なお祝いをいただいた場合です。
この場合、律儀に半額(2万5千円や5万円)を返すと、かえってマナー違反になることがあります。なぜなら、目上の方からの高額なお祝いには、「赤ちゃんの生活のために使ってほしい」「子育ての支援をしてあげたい」という援助の気持ちが込められているからです。
それをきっちり半額返してしまうと、「あなたの援助は必要ありません」「他人行儀なことはやめましょう」という拒絶のメッセージとして受け取られかねません。
高額なお祝いに対しては、「3分の1程度」を目安にお返ししましょう。10万円なら3万円〜3万5千円程度です。金額を抑える分、直筆の丁寧なお礼状を添えたり、赤ちゃんのフォトフレームを贈ったりして、「感謝の気持ち」と「情緒的な価値」でバランスを取るのが正解です。

相場がわからない時の調べ方
「いただいた品物の値段がわからない…」ということもありますよね。今はインターネットで商品名を検索すれば、大体の価格はすぐに分かります。正確な金額を知る必要はありませんが、あまりにも安すぎるお返し(3分の1以下)にならないよう、ざっくりとした市場価格を把握しておくことは大切です。
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出産祝いのお返しののしの書き方と水引のマナー
内祝いを贈る際、絶対に省略してはいけないのが「のし(熨斗)」です。リボンラッピングはおしゃれですが、出産内祝いという正式な儀礼においては、のしを掛けるのが大人のマナーです。
水引は「紅白の蝶結び」一択
水引(みずひき)の結び方には深い意味があります。出産は、「何度あっても嬉しいお祝い事」です。そのため、結び目が解けてもまた結び直せる「紅白の蝶結び(花結び)」を選びます。
絶対に避けるべきなのは「結び切り」です。これは結婚式や弔事など、「二度と繰り返さないでほしいこと」に使われる結び方なので、出産内祝いに使うと大変失礼にあたります。
表書きの正しい書き方
のし紙の上段(水引の上)には、贈り物の目的を書きます。
「内祝」または「出産内祝」とするのが一般的です。
そして下段(水引の下)には、贈り主の名前を書きますが、ここが間違いやすいポイントです。書くのは親の名字ではなく、「赤ちゃんの名前」です。
出産内祝いは、「新しい家族(赤ちゃん)を紹介する」「赤ちゃんからのお礼」という意味合いが含まれているからです。そのため、名前には必ず「ふりがな」を振りましょう。最近のお子さんの名前は読み方が難しいことも多いので、正しく名前を覚えてもらうためにも、ふりがなは必須です。
「内のし」と「外のし」の使い分け
- 内のし: 品物に直接のしを掛け、その上から包装紙で包む方法です。のしが見えないため、「控えめな気持ち」を表すとされ、また配送中にのしが破れるのを防ぐため、郵送の場合は「内のし」が基本です。

- 外のし: 包装紙の上からのしを掛ける方法です。誰からの贈り物かが一目で分かるため、直接手渡しする場合に適しています。
親戚や両親への出産祝いのお返し相場とタブー
身内への内祝いは、他人に贈る場合とは少し勝手が違います。特に両親や親戚との間には、その家独自の「ローカルルール」が存在することが多いのです。
両親・祖父母へは「甘える」のも親孝行
両親や祖父母から、「お返しはいらないから、その分を赤ちゃんに使ってあげて」と言われることがあります。この言葉は、多くの場合、本心です。無理に形式的なお返しをすると、かえって寂しがられることもあります。
この場合のお返しは、品物(モノ)ではなく、体験(コト)や思い出にシフトしましょう。
・赤ちゃんの写真が入ったフォトブックやカレンダーを贈る
・お宮参りの後の食事会に招待する
・実家に赤ちゃんを連れて遊びに行く回数を増やす
これらが、両親にとっては何よりの「内祝い」になります。
親戚への対応は「親に確認」が鉄則
一方、親戚(おじ・おばなど)への対応は注意が必要です。「うちは昔から半返しが決まり」「お互い様だからお返しなしで統一している」など、親族間の暗黙のルールがあるはずです。自分で勝手に判断せず、必ず自分の親(義理の実家の親戚ならパートナーを通じて義両親)に確認を取りましょう。これがトラブルを防ぐ唯一の方法です。
知っておきたい「タブー品目」
目上の方や年配の方へ贈る際に、避けるべき品物がいくつかあります。最近は気にしない方も増えましたが、知識として知っておくと安心です。
| タブーとされる品 | 理由・含意 |
|---|---|
| 刃物(包丁・ハサミ) | 「縁を切る」ことを連想させるため。ただ、最近は「未来を切り拓く」という解釈もありますが、避けるのが無難です。 |
| 日本茶(緑茶) | 葬儀の香典返しに使われることが多いため、「弔事」を連想させると嫌う方がいます。華やかなパッケージの紅茶やコーヒーなら問題ありません。 |
| 白い無地のタオル・ハンカチ | 白い布を顔にかける(亡くなった人への処置)イメージや、「手巾(てぎれ)=手切れ」に通じるため、特に白いハンカチはNGとされます。タオルを贈るなら色柄物や高級ブランドのものを。 |
| 櫛(くし) | 「苦(く)」「死(し)」という語呂合わせから、縁起が悪いとされます。 |

会社や連名で頂いた出産祝いのお返しはどうする?
職場復帰を考えている場合、会社関係への対応は特にスマートに行いたいものです。ここではよくある「連名(グループ)」でいただいた場合の対応と、上司への対応を分けます。
連名へのお返し:一人当たりの金額を計算する
部署一同や、友人グループから連名でお祝いをいただくことがあります。まずはいただいた金額を人数で割り、一人当たりいくら負担してくれたのかを計算しましょう。
A. 一人当たりが3,000円〜5,000円以上の場合
これは個別にお祝いをいただいたのと同じです。それぞれに半返し程度の内祝い(タオルや菓子折りなど)を用意し、個別に渡すのがマナーです。
B. 一人当たりが500円〜1,000円程度の場合
この金額に対して個別に内祝い(250円〜500円)を用意するのは、のしを付けるのも難しく、相手にも「かえって気を使わせた」と思わせてしまいます。
この場合は、「皆さんで召し上がってください」と、個包装のお菓子の詰め合わせを1箱ドンと贈る(持参する)のが正解です。
選ぶポイントは、「人数分以上入っていること」「常温で日持ちがすること」「分けやすい個包装であること」です。クッキーやフィナンシェなどが定番ですね。
上司・恩師へのお返し
上司から個人でお祝いをいただいた場合は、きっちりと個別に、相場(1/3〜半額)に合わせた内祝いを贈ります。職場での手渡しは、他の方の手前目立ってしまうことがあるので、基本的にはご自宅への配送をおすすめします。「ご自宅に送らせていただきました」と一言メールや口頭で伝えると丁寧です。
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出産祝いのお返しは郵送と手渡しのどちらが良い?
「直接会って渡すべき?それとも郵送でもいいの?」という疑問もよく聞かれます。昔は「内祝いは手渡しが基本」と言われていましたが、現代のライフスタイルや感染症対策の観点から、現在は「郵送(配送)」が主流であり、決して失礼にはなりません。
特に、産後のママは体調が万全ではなく、赤ちゃんを連れての外出は大変です。相手にとっても、日時を合わせて会う時間を作るより、配送で受け取る方が負担が少ない場合も多いのです。
郵送する場合の絶対ルール:事前連絡
郵送で済ませる場合に、絶対に欠かせないのが「事前連絡」です。いきなり荷物が届くのは、サプライズプレゼントなら良いですが、儀礼的な贈答では不躾とされます。
「先日のお礼の品を、〇〇日着でお送りしました」と、電話やメールで伝えておきましょう。特に生もの(お肉やアイスなど)を贈る場合は、在宅確認を含めた連絡が必須です。
【重要】手紙を荷物に入れる際の法律的な注意点

内祝いの品物に、お礼の手紙を同梱したいと考える方は多いと思います。しかし、ここで一つ重要な法律の知識をお伝えしておきます。それは「信書(しんしょ)」のルールです。
手紙(特定の受取人に対する意思表示を記載した文書)は「信書」にあたり、郵便法によって、宅配便(ゆうパックを除く、ヤマト運輸の宅急便や佐川急便など)の荷物に同梱して送ることは原則として禁止されています。
(出典:総務省『信書のガイドライン』)
もし、デパートやギフトショップから直接配送してもらう場合、お店側でお礼状の同梱を断られることがあるのはこのためです。その場合は、「品物は宅配便で送り、お礼状は別途、郵便(手紙やハガキ)で送る」というのが、最も正式で丁寧なマナーとなります。
最近では、メッセージカード程度なら「添え状」として同梱可能なケースや、信書に対応した配送サービスもあるので、購入店で確認してみると良いでしょう。
出産祝いのお返しはいつまでかを理解し感謝を伝えよう
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
出産内祝いの時期やマナーについて、たくさんのルールをお話ししてきましたが、最後に一つだけお伝えしたいことがあります。それは、これらのマナーはすべて「相手への感謝をスムーズに伝えるための潤滑油」に過ぎないということです。
「1ヶ月を過ぎたからもうダメだ」なんてことはありません。
「相場より少し安かったかも」と悩みすぎる必要もありません。
一番大切なのは、あなたが新しい命の誕生を祝福してくれた方々に対して、「ありがとう」と心から思う気持ちです。たとえ時期が遅れても、その気持ちを誠実な言葉(お礼状)と態度で示せば、必ず相手には伝わります。
育児は予想外の連続です。マニュアル通りにいかないことの方が多いでしょう。だからこそ、形式にとらわれすぎず、あなたらしいやり方で、周りの方々と温かい関係を築いていってくださいね。この記事が、あなたの素敵な内祝い選びのヒントになり、少しでも肩の荷を下ろすお手伝いができたなら、これほど嬉しいことはありません。
赤ちゃんとご家族の未来が、たくさんの笑顔で溢れますように。


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