孫の大学入学祝い相場はいくら?金額目安とプレゼント
こんにちは。贈答品の達人手帖、運営者の「TAKE」です。
お孫さんの大学入学、本当におめでとうございます。人生の大きな節目ですし、祖父母としては感慨深いものがありますよね。立派に成長された姿に、目を細めていらっしゃるのではないでしょうか。
その晴れやかな門出に、「孫の大学入学祝いの相場って、いったいいくらなんだろう?」と悩んでいませんか。
そうなんです。小中高とは違って、大学入学は金額の目安が10万円を超えることも珍しくありません。特に一人暮らしを始める場合は、新生活の準備費用もあって、「どのくらい包むのが適切なのか…」と、さらに悩ましいかなと思います。
また、現金を包むべきか、それとも現金以外のプレゼントが良いのか、高額になると贈与税は大丈夫か、さらにはお孫さん側からのお返し(内祝い)のことも気になりますよね。
この記事では、そんなお孫さんへの大学入学祝いに関するマナーやタイミング、金額の目安、そして贈り物のプロとして私がおすすめしたい人気のプレゼントまで、あらゆる疑問を幅広くご紹介していきますね。
- 孫への大学入学祝い、金額の目安
- 一人暮らしなど状況別の相場
- 現金以外で喜bれるプレゼント5選
- のし袋や贈与税など基本マナー
孫の大学入学祝い、相場はいくら?

まずは一番気になる「金額」の話からいきましょう。大学入学は、これまでの入学祝いとは少し事情が違って、金額の幅がとても広いのが特徴です。なぜ小学校から大学にかけて、これほどまでに相場が変わるのでしょうか。
ここでは、基本的な相場から、なぜ金額が変わるのか、その理由を詳しく見ていきますね。
ズバリ、金額の目安は3万円から

いろいろな調査データを見てみると、お孫さんへの大学入学祝いの相場は、30,000円から300,000円と、かなり幅が広いのが現実です。
「え、3万円と30万円じゃ、全然違うじゃないか」と思いますよね。この金額の「ずれ」には、実は「お祝い」という言葉に込められた、2つの異なる目的が関係しているんです。
お祝いに込める2つの目的
- 純粋な「お祝い金」として: 30,000円〜50,000円
これは、高校入学などよりも一段階上の、大学進学という節目にふさわしい「お祝い」としての金額ですね。いわば、高校までのお祝いの延長線上にある感覚です。
- 「新生活の支援・学費の援助」として: 100,000円〜300,000円
大学進学は、パソコンの購入や一人暮らしの準備、高額な入学金や授業料など、実質的な費用がたくさんかかります。こうした「教育資金の援助」や「新生活の支援」として贈る祖父母の方が多いため、相場の上限が30万円といった高額になっているんです。
ですから、「相場はいくら」という問いの答えは、「何を目的として贈るか」で変わる、というのが私の見解です。純粋なお祝いなら3万円〜5万円、新生活の援助を含むなら10万円以上、というのが一つの基準になるかなと思います。
参考までに、他の入学祝いとの相場(祖父母から孫へ)を比較してみましょう。
【参考】祖父母から孫への入学祝い相場比較
| 進学先 | 相場(目安) | 主な使途・背景 |
|---|---|---|
| 小学校 | 10,000 – 30,000円 | ランドセルや学習机の費用の一部として |
| 中学校 | 10,000 – 50,000円 | 制服代、部活動の用具代など |
| 高校 | 10,000 – 100,000円 | 通学用カバン、電子辞書、スマートフォンの購入など |
| 大学 | 30,000 – 300,000円 | 学費、一人暮らし準備費、パソコン購入費など |
※金額は複数の調査データを総合したものであり、あくまで目安です。
こうして比較すると、大学入学がいかに特別で、大きな費用が動くタイミングであるかが分かりますね。
一人暮らしの場合は相場が上がる

金額を決める上で、おそらく最大の要因になるのが、「お孫さんが大学進学を機に一人暮らしを始めるかどうか」です。
実家から通う場合と違って、一人暮らしを始めるとなると、想像以上にお金がかかります。
- アパートやマンションの敷金・礼金
- 引越し費用
- 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの生活家電
- ベッド、机、カーテンなどの家具
これらをゼロから揃えると、新生活の立ち上げだけで数十万円の費用が発生します。
この実質的な負担を支援するため、祖父母からのお祝いが「新生活の支度金」として高額になるケースは非常に多いです。現金で20万円を贈ったり、「必要な家電一式をプレゼントする」といった形が、相場の上限が30万円になる大きな背景ですね。
もしお孫さんが一人暮らしを始めるなら、ご両親(ご自身のお子さん)に「何か必要なものはない?」「家電で足りないものがあれば援助するよ」と、それとなく聞いてみるのも良いかもしれませんね。
学費援助とお祝い金の考え方
もう一つ、金額に影響するのが、「お祝い金」とは別に「入学金」や「授業料」の一部を援助するかどうか、という点です。
高額な大学の費用を、お孫さんのご両親だけが負担するのではなく、祖父母として一部サポートしたい、というお考えもあるかと思います。その場合の「お祝い金」の考え方は、2パターンに分かれますね。
1. 別途、学費や入学金を援助した場合
例えば、お孫さんの入学金(例:数十万円)を祖父母が大学に直接支払う、といった高額な「援助」をすでに行っている場合。この場合、別途贈る「お祝い金」は、相場の下限である30,000円〜50,000円にしたり、「頑張ってね」という気持ちを込めた記念品(腕時計やボールペンなど)に留めたりするケースもあります。すでに大きなサポートをしているわけですから、お祝い金まで高額にする必要はない、という考え方です。
2. 学費の援助は特に行わない場合
逆に、学費の援助を一切行わない場合は、その分「お祝い金」を100,000円など高めに設定し、ご両親の経済的負担を間接的に支援する、という考え方もあります。お孫さんに直接渡すというよりは、ご両親に「これで必要なものを揃えてあげて」と渡すイメージですね。
父方・母方で金額を揃えるべきか
お孫さんには、父方の祖父母と母方の祖父母の両方がいらっしゃいます。両家からお祝いを受けることも、もちろん可能です。ここで少し気を配りたいのが「両家のバランス」です。
例えば、片方の祖父母が100,000円を贈ったのに、もう片方が30,000円だった場合、お孫さんやご両親がちょっと気を遣ってしまうかもしれません。「金額で愛情を測るわけではない」と誰もが分かっていても、なんとなく気まずさを感じさせてしまうのは本意ではないですよね。
もちろん、各家庭の事情が最優先ですが、もし可能であれば、事前にお孫さんのご両親を通じて「お祝いはどうするか」を軽く相談しておくとスマートかなと思います。
両家での贈り方の例
- 両家で金額を揃える(例:それぞれ100,000円ずつ)
- 両家で費用を出し合い、高額なプレゼント(例:パソコンや新生活の家電セット)を共同で贈る
他の孫との「公平性」も重要
また、お孫さんが多い場合、この「公平性の原則」が非常に重要になります。
一人目のお孫さんに300,000円のお祝いを贈った場合、二人目、三人目のお孫さんにも同等のお祝いを続ける必要があります。お孫さんが5人いれば、総額150万円の負担となります。
これが現実的でない場合、無理に高額な相場に合わせる必要はありません。むしろ、「うちでは大学入学祝いは一律100,000円」といったように、あらかじめご家庭内(祖父母とご両親)でルールを決めておくことが推奨されます。これにより、お孫さんによる差を付けることなく、公平にお祝いの気持ちを伝えることができます。
高額なお祝いと贈与税の注意点
「学費の援助」として100万円、200万円といった高額を渡す場合、「贈与税」は大丈夫?と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。これはとても重要なポイントです。
贈与税に関する注意点
まず、基本的なルールとして、祖父母が孫の「学費(入学金、授業料など)」として「その都度」必要な金額を支払う場合、これは「扶養義務」(民法第877条)の範囲内とみなされ、贈与税の対象にはなりません。
<かからないケースの例>
祖父母が、孫の入学金200万円を、お孫さんの口座を通さず、大学に直接振り込む場合。これは「その都度必要な教育費」と認められるため、非課税です。
<かかる可能性があるケースの例>
「学費や生活費の足しに」と、高額な現金300万円をまとめてお孫さんの口座に振り込む場合。これは「その都度」の支払いとはみなされず、暦年贈与の基礎控除額(年間110万円)を超える部分が贈与税の対象となる可能性があります。
高額な学費を援助する最も安全な方法は、お孫さんに現金を渡すのではなく、「必要な金額」を「必要な時」に、祖父母が「学校などに直接」支払う形を取ることですね。
純粋なお祝い金(10万円や30万円など)であれば、年間110万円の基礎控除の範囲内ですので、通常は贈与税の心配は不要かなと思います。
ただ、これはあくまで一般的な目安であり、税務の判断は非常に複雑です。高額な贈与をお考えの場合は、必ず税務署や税理士などの専門家にご相談ください。
孫の大学入学祝いの相場以外のマナー

金額の目安がわかったところで、次はお祝いの「渡し方」や「マナー」について見ていきましょう。金額が決まっても、渡し方やタイミングを間違えると、せっかくのお祝いも台無しになってしまうかもしれません。
せっかくのお祝いですから、気持ちよく受け取ってもらいたいですよね。現金以外のプレゼントについても、私のおすすめを紹介します。
現金以外で喜ばれるプレゼント5選

「現金はちょっと生々しいかな…」と感じる場合や、お孫さんから「これが欲しい」とリクエストがあった場合は、プレゼント(品物)で贈るのも素敵ですよね。大学生活で実用的に使えるものや、記念になるものが喜ばれます。
私なりに人気のあるプレゼントを5つ選んでみました。予算感も参考にしてみてください。
大学入学祝いに人気のプレゼント5選
- 新生活家電・家具(予算:100,000円〜)
一人暮らしを始めるお孫さんには、これが一番実用的で喜ばれます。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッドなどをまとめて贈るパターンですね。ただし、ベッドやカーテンなど好みが分かれるものは、本人や親に確認するのがベストです。
- パソコン(予算:100,000円〜)
現代の大学生には必須アイテム。レポート作成やオンライン授業、プレゼン資料作りで大活躍します。
- 入学式用スーツ(予算:40,000円〜60,000円)
入学式だけでなく、その後の就職活動でも使う、まさに「スタートの証」とも言えるアイテム。長く使える良いものを贈ると喜ばれます。
- 腕時計(予算:20,000円前後〜)
通学や試験、アルバイトなど、時間を意識する機会が増える大学生にぴったり。高校生までとは少し違う、大人の仲間入りをする記念品としても最適です。
- 名入れギフト(予算:数千円〜)
名入れのボールペン、レポート管理に役立つ名入れUSBメモリ、通学に便利な定期入れ(パスケース)など。現金のお祝いに添えるプラスアルファの記念品としても人気があります。
大学生に人気のパソコンやスーツ

先ほどの5選の中でも、特に「パソコン」と「スーツ」は、大学入学祝いの相場感ともマッチしていて人気が高いので、少し深掘りしますね。
パソコン(予算:100,000円〜)
文系・理系を問わず、現代の大学生にとってパソコンはノートや辞書と同じ、いや、それ以上の必需品です。レポート作成、オンライン授業の受講、ゼミでのプレゼンテーション資料作成など、4年間フル活用することになります。
大学生協が推奨する高スペックなモデルだと30万円近くになることもありますが、そこまで高額でなくても、実用上十分なスペックのものはあります。予算10万円程度でも、性能の良いノートパソコンは見つかります。例えば、性能と持ち運びやすさのバランスが良い「Surface」シリーズなども人気があるようです。
10万円の現金を贈る代わりに、10万円のパソコンを贈ることは、実質的に同じ価値ですし、「おじいちゃん・おばあちゃんに買ってもらったPC」として記憶にも残る素敵な贈り物だなと私は思います。
入学式用スーツ(予算:40,000円〜60,000円)
入学式やその後の就職活動でも使用するスーツは、大学生活のスタートに欠かせないアイテムです。
スーツ本体の価格帯は様々ですが、それ以外にもシャツ、ネクタイ、シューズ、ベルト、場合によってはバッグなど、一式揃える必要があります。すべてを揃えると、合計で約40,000円〜60,000円の費用が見込まれます。
この金額、先ほど紹介した「純粋なお祝い金」としての相場、30,000円〜50,000円とほぼ一致しますよね。このことからも、祖父母からのお祝い金が、この「スーツ一式」の購入費用として使われることを想定しているご家庭が、非常に多いのではないかなと思います。
入学祝いはいつ渡すのがベスト?
お祝いを渡すタイミング、これはとても重要です。早すぎても、遅すぎても良くありません。
ベストなタイミングは、3月の初旬から中旬です。一般的に、入学式の2〜3週間前に渡すのが良いとされています。この時期なら、入学式の準備や新生活の準備で必要なものを揃えるのに役立ててもらえますよね。
ここで最も注意すべき点があります。
必ず「受験結果がわかってから(合格発表の後)」に渡してください。
合格発表前にお祝いを渡すのは、「受かって当たり前」という無言のプレッシャーを与えてしまう可能性があり、マナー違反とされています。万が一、望んだ結果にならなかった場合、お互いにとって気まずい状況になってしまいます。これは、ぜひ覚えておいてくださいね。
高校の卒業祝いと大学の入学祝いをまとめて贈る場合も、同様に「合格発表後」の3月初旬から中旬を目安に渡すと良いでしょう。
のし袋の選び方と表書きマナー
現金を包む「のし袋」にも、決まったマナーがあります。スーパーやコンビニで手軽に買えますが、間違ったものを選ぶと失礼にあたってしまうので、しっかり確認しましょう。
入学祝いの「のし袋」マナー
水引(みずひき)の選び方
必ず「紅白の蝶結び(ちょうむすび)」の水引がついたものを選びます。蝶結びは「何度でも結び直せる」ことから、「何度あっても良いお祝い事」(出産、入学、進学など)に用いられます。
※「結び切り」や「あわじ結び」(結婚式やお見舞いなどで使う)は、「一度きり」を意味するため、絶対に使ってはいけません。
表書き(上段)の書き方
水引の上の中央に、毛筆や筆ペンで濃い墨で書きます。「御入学御祝」「祝 御入学」「御進学御祝」などが一般的です。「祝」一文字でも間違いではありませんが、少し丁寧さに欠けるかもしれません。
名前(下段)の書き方
水引の下の中央に、贈り主(祖父母)のフルネームを書きます。表書きの文字よりもやや小さめの文字で書くと、全体のバランスが整います。
孫からのお返し(内祝い)は必要?
これはお孫さんやそのご両親(祖父母から見ればご自身の子ども)が悩む点ですが、祖父母の立場としても知っておくと良いかなと思います。
結論から言うと、祖父母に対しても、お返し(内祝い)を贈るのが丁寧なマナーとされています。
もちろん、祖父母としては「お返しは要らないよ」「孫のために使って」と言うことがほとんどだと思います。ですが、「内祝い」とは単なる「お返し」ではなく、「受けた喜びや幸せのお裾分け」という意味合いがあるんです。
品物を贈ることで、入学の報告と感謝の気持ちを改めて形として示すことができます。
とはいえ、一番大事なのは品物そのものではありません。お祝いをいただいたら、まずはお孫さん本人からも電話でお礼を伝えること、そしてお礼状(入学式の写真や新生活の様子を書き添えたもの)を準備すること。これが、どんな高価な品物よりも喜ばれる感謝の伝え方だと私は思います。
内祝いの相場とルール
もし内祝いを贈る場合の相場は、いただいたお祝いの「3分の1」から「半額(半返し)」が目安です。
ただし、祖父母からは100,000円や300,000円といった高額なお祝いをいただくケースも少なくありません。その場合に「半返し」(5万円や15万円)をすると、かえって祖父母に気を使わせてしまい、「お祝いを突き返された」ような印象を与えかねません。
そのため、祖父母や両親など、身内から高額のお祝いをいただいた場合は、無理に半返しにする必要はなく、「3分の1」程度の金額でお返しをするのが一般的ですね。
入学内祝い(お返し)の金額目安
| いただいたお祝い | 3分の1返しの目安 | 半返しの目安 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 3,000 – 3,500円 | 5,000円 |
| 30,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
| 50,000円 | 15,000 – 17,000円 | 25,000円 |
| 100,000円 | 30,000 – 35,000円 | (50,000円はかえって気を遣わせるかも) |
お返しを贈る時期は、入学式が終わってから1ヶ月以内が目安。のしは、お祝いの時と同様に「紅白の蝶結び」を選び、表書きは「入学内祝」または「内祝」、署名はお祝いをもらった「お子さま(お孫さん)の名前」を書くのがマナーです。
孫の大学入学祝い、相場の最終確認
ここまで、お孫さんの大学入学祝いの相場やマナーについて、かなり詳しくお話ししてきました。
情報がたくさんありましたので、最後にこの記事のポイントをまとめますね。
孫の大学入学祝い 相場のまとめ
- 相場は3万円〜30万円と非常に幅広い。
- 「純粋なお祝い(3万〜5万)」か「新生活の支援(10万〜)」かで金額が変わる。
- お孫さんが一人暮らしを始める場合は、高額になる傾向がある。
- 高額な学費援助は「贈与税」に注意。安全なのは「学校への直接振込」。不安な場合は専門家へ相談を。
- 渡す時期は「合格発表後」の3月上旬〜中旬がベスト。
- のし袋は「紅白の蝶結び」を必ず選ぶ。
- お返し(内祝い)は基本的には贈るのがマナー。高額な場合は「3分の1返し」で十分。
相場の数字は、あくまで世間一般の「目安」です。相場以下の金額であったとしても、それが失礼にあたることは絶対にありません。
お孫さんが多い場合、全員に高額なお祝いを続けるのは経済的な負担も大きくなります。数字に縛られすぎず、ご家庭の事情を優先し、無理のない範囲で、心からのお祝いの気持ちを伝えることが一番大切だと、私は思います。
お孫さんの新しい門出が、素晴らしいものになることを心から願っています。


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